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86 エイティシックスギアーデ帝国が開発した 完全自律無人戦闘機械〈レギオン〉の侵攻に対応すべく、 その隣国であるサンマグノリア共和国が開発した無人戦闘機械〈ジャガーノート〉。 だが、無人機とは名ばかりであり、そこには“人”として認められていない者たち―― エイティシックス――が搭乗し、道具のように扱われていたのである。 エイティシックスで編成された部隊〈スピアヘッド〉の隊長である少年・シンは、 ただ死を待つような絶望的な戦場の中で、ある目的のために戦いを続けていた。 そこに新たな指揮管制官〈ハンドラー〉として、 共和国軍人のエリート・レーナが着任する。 彼女はエイティシックスたちの犠牲の元に成り立つ共和国の体制を嫌悪しており、 “人型の豚”として蔑まれていた彼らに人間として接しようとしていた。 死と隣り合わせに最前線に立ち続けるエイティシックスの少年と、 将来を嘱望されるエリートの才女。 決して交わることがなかったはずのふたりが、 激しい戦いの中で未来を見る――。
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アルドノア・ゼロ宣戦を布告する 火星の騎士たちが空から降ってくる。 鋼で作られた巨人を駆って。 地球人類を殲滅するために。 それが『アルドノア・ゼロ』。 この壮大な物語を実現するために、圧倒的な力を持った作り手たちが集結した。 心の奥底に踏み込む、強烈な筆力を持った書き手、虚淵玄。 美麗かつ大胆な映像表現で、見る者の予想を遙かに超えてみせる、あおきえい。 虚淵が原作、あおきが監督をつとめたアニメーション作品『Fate/Zero』以来、この二人が再びタッグを組む。 アニメーション制作はA-1 Pictures、そしてあおき自身も参画するTROYCAが務める。 またキャラクター原案として志村貴子が名を連ねる。その繊細な人物の佇まいは、 星間戦争を生きる人々の姿を切なく写し出すものだ。さらにメカニックデザインは新鋭、I-Ⅳが担当。音楽では澤野弘之が作品に重厚な趣を与える。 彼らが描き出すのは、鮮烈なアクション、微に入り細にわたる設定、真に迫る戦争の恐怖、そして、真摯な思いが織りなす人々のドラマだ。 それは王道の、しかし誰も見たことのない、全く新しいロボットアニメとなる。 『アルドノア・ゼロ』。 この作品は、僕たち地球人類に宣戦布告する。 君は迎え撃たねばならない。