RobiHachi
G.C.0051。
NEO TOKYO 八百八町———。
ロビーは、顔は悪くないが残念なアラサー。自称フリーのルポライターだが、仕事上の失敗から契約を切られ、女には振られ、交通事故で死にかけるなど、人生で思うにまかせぬ不運が続き、ついには借金取りに追われる身に。
ある日、ひったくりに鞄を奪われたロビーは、一人の青年に助けられる。
犯人を捕まえて鞄を取り戻してくれたそのフリーターの青年は、ハッチと名乗った。
お礼にと飯を奢るロビー。
「曲がった事は大嫌い」と言うハッチ。「楽して暮らせればそれでいい」と言うロビー。二人はまるで正反対。
翌日、ロビーのところにやって来た借金取りはハッチだった。
ハッチのバイトとは、ロビーが借金をした高利貸しのヤンのバイトだったのだ。
間一髪、ロビーはピンチを切り抜けると宇宙船で大空へ。
ロビーは、このまま宇宙へ出て「イセカンダル」に厄落としの旅に出ることを思いつく。
「イセカンダル」とは、銀河の彼方にある行けば幸せになるという伝説の惑星だ。
が、その時、ハッチがひょっこり顔を出す。
一人で飛び立ったと思っていたロビーだが、ハッチを乗せたままだったのだ。
こうしてひょんなことから二人は、一路「イセカンダル」を目指してギャラクシー街道を突き進むのだった。