三人称単視点マガジン

ゲッセイ『ポケモンGO』

2016/07/25 19:35 投稿

コメント:26

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僕はポケモンについてはあまり詳しくないのですが、
乗るしかない、このビックウェーブに

という感じで『ポケモンGO』を遊んでいます。


このゲームと似た要素を多く持っている『イングレス』もちょろちょろと遊んでいたので、
「これは画期的!」という感想を持つまでには至りませんでしたが、

『マイクラ』から多大な影響を受けたスクエニの『ドラゴンクエストビルダーズ』といい、
良い悪いはさておき、自社ブランドに結びつけてムーブメントを起こすのがうまいなあ、
といった印象です。


早速僕もプレイしてみたのですが、


どういうわけか、僕の周りには「ドードー」しかいません。


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この顔が2つくっ付いている奇妙な鳥がドードー。


ドードーと言えば、大航海時代にマダガスカル東方沖の島で発見された鳥、
「ドードー鳥」を思い起こさせます。

翼が退化して飛べないことが有名な鳥であり、
このポケモンのドードーも翼が無いので、
おそらくそこから連想されたのでしょう。


体ひとつに顔2つ。


僕の頭の中に、
野田秀樹によって舞台化された、萩尾望都原作の『半神』が出てきました。


正直なところ、かなりエグいデザインだと思うのですが、


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僕の家の近くにはコイツがやたらいるようです。

仕方ないと繁華街へ出てみても……。


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ウジャウジャいる!

実際のドードー鳥と言えば300年以上も昔に絶滅した動物なはずなのに、
なんでこんなにも繁殖しているのか。


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あまつさえ、僕の股間を挟み込むように現れる始末。

蛙の食用として輸入されたが、養殖池から逃げ出し、
その後全国的に繁殖してしまったアメリカザリガニのごとく、

もういたるところがドードーで溢れ返っています。



「これはポケモン生態系のピンチなのではないか……」



そう考えた僕は、


このドードーを乱獲してやることにしました。


しかし、ただ慈善行為で乗り出したのではありません。

僕も頂点を目指すトレーナーなわけですから、
そこにはもちろん、打算があります。


この『ポケモンGO』は、入手したポケモンを捕まえておく以外に、
そのポケモンを博士に送ることが出来るのですが、


博士に送ると、なんと「飴玉」になって返ってくるのです。


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一体、博士は何を行っているのでしょうか……。

動物を飴玉にするなど、魔人ブウもかくやと言った所業ですが、
いやはや、怪しすぎる。


ともあれ、この飴玉は固体ごとにそれぞれの飴玉が用意されていて、
沢山集めるとそのポケモンを「進化」させることが出来るようです。
(※同種類のポケモンを捕まえても飴玉は貰える)


また、ポケモンにはそれぞれ「CP」なる強さがあるようで、
それは同じポケモンによってもバラバラです。

おそらく、CPが高いポケモンを進化させたほうが、
より強い固体が誕生するのではないか……と判断したわけです。


ドードーを集めるだけ集め、より強いドードーだけを進化させる――。


蠱毒にも似た所業をやろうとしている僕もまた、
博士と似た存在なのかも知れません。



そうして集めた個体の中でも最強だと思しきドードーがこちら。


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僕の感覚では、ドードーはCPが70付近であることが多かったので、
このCP124は結構強い部類に入ると思います。


そして、そのドードーに
「飴玉になってしまったドードー」を50個与えると(エグイ!)、


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なんだか進化の表現としてはイケナイ感じになり、


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見事、ドードリオが誕生!

顔が増えた! コワイ!


CPは176でした。

ちなみに、この作業中に野良ドードリオも捕まえてしまって、

「嬉しいけど今出ちゃ駄目じゃん……今はそういうんじゃないじゃん……!」
などとガッカリしていたのですが、

そっちのCPは119だったので一安心。
これぞ蠱毒の賜物と言えるでしょう。


これは良いんじゃないか?
超強いポケモンを手に入れてしまったんじゃないか?


意気揚々とネットの情報を見ると


「ドードーはよわい」
「ドードリオもよわい」


と書かれていました。
あんまりだ。

そんな感じで、僕のトレーナー人生は始まったばかりです。

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『ポケモンGO』は今この時が流行の最盛といった感じで、
街を歩いていると『ポケモンGO』をプレイしているトレーナーたちを多く見かけますね。

彼らのプレイスタイルは、4種類に分類出来ると思ったので、
ここで紹介したいと思います。


まず1つ目は、
スマホの画面を見つめながら歩き続けるプレイスタイルの


『歩きウンコマン』


これはウンコマンです。歩きスマホ、駄目ゼッタイ。
若い人からオジサンまで、結構幅広く分布しております。



2つ目は、
スマホを胸の高さに保ちつつ、しかし目線はしっかりと前方に向けているスタイルの


『演出助手』


これが一番多いかもしれません。

「歩きスマホは駄目だ」という思いが強いのか、
スマホに触る時には一旦立ち止まって、道の端に寄っている姿に好感を持ちます。

ただ、ポケモンが現れた際には素早く反応するために、
スマホの画面をなるべく顔の近くに維持しているのでしょう。


このスタイルを、僕は演劇の稽古場などでよく見かけました。

出演している俳優が台詞に詰まったときに、
素早く台本を読み上げて俳優に教えてあげる役割なのですが、

舞台を目で追いつつ、催促で台本に目を落とすために、
開いた台本を常に顔の下に維持していなければならないのです。

演劇界ではプロンプターと呼ばれていますが、演出助手の人が担うことが多かったです。



3つ目は、
一見すると、ただスマホを手に握っているだけで、普通に歩いているように見えるけれど、
その実、スマホの画面には『ポケモンGO』が表示されているスタイルの、


『内弁慶』


「ポケモンは集めたい。
 でも、ポケモンGOをプレイしていることが他の人にバレると恥ずかしいし……」

蒐集欲と羞恥心とがぶつかりあい、
ややこしい形となって顕現したスタイルがこれです。

かく言う僕もこのスタイル。

この手法は、確かに他の通行人に紛れることが出来て良いのですが、
同スタイルのトレーナーと出会ったときには、
「これは欲求と羞恥心のせめぎ合いの結果だ」ということがお互い理解出来ているので、
かなり恥ずかしい思いをします。


そして4つ目が、


『仕事人』


スマホはポケットか鞄に忍ばせていて、
目的のポイントに到達すると、素早く携帯を取り出し、目標を捕捉、
任務を達成後、再び携帯をしまい、足早に立ち去っていく――。


50代くらいのサラリーマン風の男の人が
このスタイルでプレイしているのを見かけましたが、
その所作はもはや、老練なハンターそのものでした。

でも、それで捕まえたのが「ドードー」だったとしたら、
ちょっと楽しいです。


僕が発見したスタイルは以上の4つですが、
ひょっとしたら皆さんの中では、
上記以外のスタイルで遊ばれている方もいらっしゃるかも知れません。


しっかりと節度を持ち、ルールを守って遊ばれて下さいな。

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