ごきげんよう。有料メルマガ評論家の渡辺文重です。私はそれほどサッカーに詳しくないのですが、JリーグをTVで観戦をしていると、偉そうに監督の采配に対して、ああだこうだと論評をすることがあります。もちろん、しょせんは「サカつく脳」なので、実際にチームをマネジメントできないとは自覚していますが、これもサッカー観戦の楽しみの1つなのだと割り切っています。

◆今回の記事に登場する有料メルマガ

スケゴーのサッカー戦術解説/毎週火曜日/540円
http://www.mag2.com/m/0001598989.html



さて、世間ではセレッソ大阪が人気のようですが、正直、今季から加入したウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン選手と、日本代表FW柿谷曜一朗選手の共存がうまく行っていないように思えました。具体的にはどういうことか。スケゴー氏の有料メルマガ(2014/05/06号)から、引用したいと思います。
C大阪の悩みどころは、柿谷を1トップに置くとフォルランがトップ下で機能せず、だからといって柿谷をトップ下に下げると柿谷の武器であるDFライン裏への飛び出しができなくなり、両者とも持ち味を発揮させられないことだった。
私なりに解釈すると、フォルラン選手のポジショニングが非常に良いことが、柿谷選手にとっては問題なのだと思っています。私の見る限り、フォルラン選手はゴールを決める上で最も適しているというポジションでボールを待ち構えているように思うのです。これはストライカーとして「正解」なのですが、問題は、昨季までそのスペースを使っていたのが柿谷選手だったということです。待ち構えているのか、飛び込むのか。使い方に違いはあれど、1つのスペースを2人で共有することは難しいということです。

ちなみにスケゴー氏は、5月3日(土)に行われたJ1第11節・名古屋グランパス戦を例に、次のような解決策が用いられたと説明します。
フォルランをメッシのような「偽りの9番」として、柿谷をペドロのような「サイドFW」として起用することで両者を共存させた
この試合は柿谷選手とフォルラン選手のゴールにより、2-1でC大阪が勝利を収めるのですが、その後のリーグ戦では連敗を喫するなど、さまざまな課題を抱えているようです。



さて、唐突ではありますが、「同じスペース」を使う選手をどのように共存させるかというテーマは、深夜アニメにおける女性声優キャスティングとも共通点があると思っています。キャストが発表され、「同じようなキャラクター」を得意とする女性声優の名前が並んだとします。その場合、どのような役割分担になるのかは、声優ファンである私にとって、非常に興味深いテーマとなるのです。

例えば、『GO!GO!575』の大坪由佳さんと大橋彩香さんが、そうした組み合わせでした。大坪由佳さんが演じる代表的なキャラクターは『ゆるゆり』の歳納京子。また、大橋彩香さんが演じる代表的なキャラクターは『ファンタジスタドール』の鵜野うずめ。ともに「明るい女の子」が得意という印象です。

実際、『GO!GO!575』では、どのような役割分担が行われたのかといえば、明るい女の子である正岡小豆を演じたのが大坪由佳さんで、クールな女の子である小林抹茶を演じたのが大橋彩香さんでした。C大阪に例えるならば、大坪由佳さんがフォルラン選手で、大橋彩香さんが柿谷陽一朗選手となります。

アニメ放送前は、大坪由佳さんがツッコミ役で、大橋彩香さんがボケ役の方がバランスが良いかなと思っていたのですが、実際に作品を鑑賞してみると、なかなか良いバランスだなと感じた次第です。

余談ですが、『GO!GO!575』といえば、iOS版アプリ『うた詠み♪』が2014年5月19日でサービス終了となりました。非常に残念です。

・「うた詠み♪」サービス終了のお知らせ
http://project575.jp/utayomi575/news/?id=570

コトバ・カラフル



今回も、特にオチはないのですが……。あえて、有料メルマガにこじつけるならば、自分と同じタイプと思われる人と対談をすると面白いかもしれない、となるでしょうか。同じようなパーソナリティーと思われる人間を2人合わせると、意外な役割分担が行われる。つまり、それは自分の違った側面を見せられる可能性を意味します。

……取りあえず、有料メルマガを1本紹介できたので、良しとしましょう。

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