渡辺文重の有料メルマガ批評

2013年のベストアニメを決める準備(劇場作品振り返り)

2014/01/01 04:30 投稿

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ごきげんよう。有料メルマガ評論家の渡辺文重です。今回も、有料メルマガは一切関係ない、私の趣味であるアニメに関する記事となります。そろそろ、2013年のベストアニメを決めようと思っているのですが、いっぺんに振り返ると大変なので、今回は印象に残った劇場版アニメ作品をピックアップしたいと思います。

◆2013年私が劇場で見たアニメ作品

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語
http://www.madoka-magica.com/zenkouhen/

劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)
http://www.hxh-movie.jp/index.html

スタードライバー THE MOVIE
http://www.stardriver-movie.net/

「青の祓魔師(エクソシスト)」劇場版
http://www.ao-ex.com/

劇場版「とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-」
http://www.project-index.net/

劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME
http://www.hanasakuiroha.jp/index.html

劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)負荷領域のデジャヴ
http://steinsgate-movie.jp/

AURA~魔竜院光牙最後の闘い~
http://www.maql.co.jp/special/aura/

聖☆おにいさん
http://www.saint023.com/

言の葉の庭
http://www.kotonohanoniwa.jp/

攻殻機動隊ARISE -GHOST IN THE SHELL- border:1
http://kokaku-a.jp/

劇場版 薄桜鬼 第一章 京都乱舞
http://www.geneonuniversal.jp/rondorobe/anime/hakuoki/

コードギアス 亡国のアキト 第2章 引き裂かれし翼竜
http://www.geass.jp/akito/

小鳥遊六花・改 劇場版 中二病でも恋がしたい!
http://www.anime-chu-2.com/movie/

劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
http://www.anohana.jp/

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語
http://www.madoka-magica.com/

劇場版「空の境界」未来福音
http://www.karanokyoukai.com/miraifukuin/

攻殻機動隊ARISE -GHOST IN THE SHELL- border:2
http://kokaku-a.jp/

BAYONETTA Bloody Fate
http://www.bayonetta-movie.com/

PERSONA3 THE MOVIE -#1 Spring of Birth-
http://www.p3m.jp/

以上、21作品となります。主な見逃し作品としては、『ハル』(http://hal-anime.com/)が挙げられます。あと、『風立ちぬ』と『かぐや姫の物語』でしょうか? 『サカサマのパテマ』、『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』、『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』は2014年1月に見ようと思っています。

◆印象に残った作品

印象に残った作品をランキングにすると、以下の通りになります。
君の銀の庭(期間生産限定アニメ盤)
1位:劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語

AURA -魔竜院光牙最後の闘い- もふもふひざ掛け 良子
2位:AURA~魔竜院光牙最後の闘い~

劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME (Blu-ray Disc初回生産限定特別版)
3位:劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME

『魔法少女まどか☆マギカ[新編]』は、ファンのための映画であり、私がファンだったことからが高評価の理由ですので、人にお勧めできるという点では『AURA~魔竜院光牙最後の闘い~』の方が上です。あらすじだけ聞くと、よくある「中二病」作品なのですが、正直申し上げて、そうした作品と比較することが失礼なぐらい、しっかりとしたテーマを持った作品となっています。

よくある「中二病」作品において、「中二病」はキャラクターを構成する要素の1つ程度なのですが、『AURA~魔竜院光牙最後の闘い~』では「中二病」をテーマとして真正面から扱っています。そのため、最後の最後まで重苦しい雰囲気のまま物語が進むのですが、表題となっている「魔竜院光牙最後の闘い」により、カタルシスを味わえるのです。

◆才気あふれる声優・伊藤かな恵

『花咲くいろは』に関しては、やはり、主演の伊藤かな恵さんについて語るほかないでしょう。伊藤かな恵さんは2007年に『しゅごキャラ!』の日奈森あむ役で主演デビュー。その後も「ウィキペディア」で太字になるキャラクターを演じるのですが、正直、平凡な演技に終始していた印象がありました。

『とある科学の超電磁砲』の佐天涙子はともかく、『クイーンズブレイド』のアイリ、『宙のまにまに』の明野美星、『大正野球娘。』の鈴川小梅、『あそびにいくヨ!』のエリス、『オオカミさんと七人の仲間たち』の赤井林檎、『神のみぞ知るセカイ』のエルシィ、『迷い猫オーバーラン!』の芹沢文乃、『そふてにっ』の春風明日菜……。もちろん、声優個人の力量だけの問題ではないと思いますが、期待されたほどのパフォーマンスを出せていたかと言うと、どれも「いまいち」。それどころか、だんだん「ダメ」になっている印象を持っていました。

当時、私は「伊藤かな恵限界説」を唱えていたのですが、2011年4月に放送開始されたTVアニメ『花咲くいろは』で、その評価が覆されます。伊藤かな恵さんには「印象的な声色」という才能がある一方、演技が「表面的」なため、キャラクターにじゅうぶんな魅力を与えられていない。そのような印象を持っていましたが、『花咲くいろは』では、松前緒花という「面倒な少女」をしっかりと演じていたのです。

TVアニメ 花咲くいろは 湯乃鷺ベストソングス

伊藤かな恵さんは、簡単な「キャラクター」を演じさせると悪い意味で「雑」になるのですが、内面が複雑な「人間」を演じさせると、びっくりするぐらい優れた演技をするのです。あと、豊崎愛生さんと共演すると、より輝くという印象です。もっとも、豊崎愛生さんは、誰と共演しても、相手を引き立たせる才能があると思うのですが……。

さて、『劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME』において伊藤かな恵さんは、松前緒花だけでなく、母親である松前皐月の少女時代も演じています。松前緒花は東京から石川にやってきて、仲居として苦労する少女なのですが、松前皐月は正反対。石川から東京に出て輝きたいと願っています。緒花と皐月は境遇も性格も外見も全く異なっているのですが、それでも、芯の部分で母と娘の共通点が見られるのです。これって、すごいことだと思うのです。

2014年は、「この役を演じられるのは伊藤かな恵さんだけ!」と思わせるような、良い役に巡り合えることを願うばかりです。

◆アニメ以外に見た作品

ちなみに、アニメ以外の作品も劇場で見ることがあります。2013年、劇場で見たアニメ以外の作品は、『レ・ミゼラブル』と『ガッチャマン』となっています。『レ・ミゼラブル』は本当に素晴らしい作品でしたが、『ガッチャマン』は……。まぁ、駄作と言っても過言ではないかと思います。

あと、「ラブライブ!μ's 3rd Anniversary LoveLive!」も映画館で行われたライブビューイングで見たのですが、予想以上に盛り上がりました。ライブビューイングも悪くないですね。ちなみに、今年2月のライブも、映画館でのライブビューイングになりそうです。

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