6月20日(木)、東京ドームシティGallery AaMo(ギャラリーアーモ)で開催されている河森正治40周年企画、「河森正治EXPO」に行ってきました。会期は23日(日)までですが、21日(金)から3日間連続でランティス祭りに行く予定ですので、この日を逃すとアウト!というタイミングです。いろいろと切羽詰まっており「そんな時間あるのか?」と何度も自問しましたが、結論から記すと「行って良かった」となります。チケットはローチケで購入。「K-40ドームシアター鑑賞」「音声ガイド」付きで3200円です。音声ガイドは、美術館などでありがちのサービスですが、K-40ドームシアター鑑賞とは何か。よく分からないまま購入したのですが、この判断は大正解でした。
河森正治EXPO
https://kawamoriexpo.jp/
■まずは音声ガイドを選択
11時30分頃に入場。さすがに平日ということで空いています。主催者側からすれば、客はたくさんいた方が良いのでしょうが、客からすれば大変ありがたい状況です。入場ゲートでは、まず音声ガイドを選択します。河森正治・中村悠一・東山奈央の3種類。どれも聞いてみたいですが、私が選択したのは東山奈央さんバージョンでした。「マクロスΔ」におけるワルキューレの裏話や、「重神機パンドーラ」クロエ・ラウのキャラクターボイスなどが聞けて大満足でした。
私は東山奈央さんバージョンしか聞いていないため、ほかのバージョンの内容は分かりませんが、バージョンによって音声ガイドの配置が異なっているという印象を受けました。最初のあいさつで「1」を聞くというところは同じですが、前半の展示は中村悠一さんバージョンが多い印象です。大型の立像やプラモデル、フィギュアなどですから、中村悠一さんの専門分野ということでしょうか。まあ勝手な予想なんですけど。東山奈央さんは後半の資料展示で「ノブナガ・ザ・フール」「マクロスΔ」「重神機パンドーラ」と、続けざまに音声ガイドが付いていました。また、河森正治バージョンの音声ガイドは、そこら中に設置されています。最後のあいさつで番号を確認すると、中村悠一さんが18、東山奈央さんが19、河森正治さんが22。箇所が多ければ多いほど良いとは限りませんが、河森正治さんは大いに語っているのでしょう。展示スペースにも、河森正治さんがフェルトペンで説明を書いている箇所が、やたら多かったですからね。
■大迫力のK-40ドームシアター
話は前後しますが、音声ガイドを選択した後、K-40ドームシアターへ通されます。完全入れ替え制のため、上映中の映像が終了するまで、入り口で待機となります。シアター内はプラネタリウムと同じように360度、ドーム状のスクリーンが設置されています。客は地面に設置されたクッションに座って映像を鑑賞することになるのですが、プラネタリウムと同じで、後方の方が見やすくなっています。私が鑑賞した回は、観客が5人ぐらいだったので、ゆったりと鑑賞できました。内容は伏せますが、一言で表すならば「大迫力」。最初の展示なので「お楽しみください!」といった緩い内容なのかと思ったら大間違い。見る側も、すごい映像が見られると思って、心の準備をしておいた方が良いです。うっかり、心の準備ができていないまま鑑賞してしまったら、500円払ってもう1回鑑賞するというのも悪くないかもしれません。私は、あまりにも尊くて、いきなり泣いてしまいました。
■巨大メカの立像やかわいらしいフィギュアは撮影可能
K-40ドームシアターを出ると、メインパビリオンです。ここにはザ・フールやニルヴァーシュといたメカの立像や、歴代ヒロインのフィギュア、フォトスポットが用意されています。というわけで、ひたすら写真を撮りまくりました。
■熱量が伝わる手書きのメモやイメージ
メインパビリオンは広いスペースでの展示となりますが、この後のクリエイティブパビリオン、インスピレーションパビリオン、フューチャーパビリオンは細長い通路となっており、左右に展示がされています。クリエイティブパビリオンで展示されているのは、デザイン画や絵コンテ、企画書、そしてメモです。河森正治さんはキーボードを使ったタイピングは苦手のようで、膨大な手書きメモが展示されています。字はきれいで、書かれている内容はしっかりと読めます。菅野よう子さんに対し、どのように音楽を発注をしたのか。ハヤテやフレイヤは物語を通じ、どのように心境が変化していくのかとか、読み応え抜群です。空いていたため、あまり周りを気にせず、じっくりと読めましたが、人が多い日だと、すごい混雑しそうですね。そのほか「重神機パンドーラ」の企画初期のメインビジュアルとか、変形・合体の検証用レゴとか、河森正治さんの熱量を感じる展示となっていました。クリエイティブパビリオンは写真撮影が不可。直接会場に行き、見るしかないです。
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