以前「グランブルーファンタジーを1年間プレイしてみた!」という記事を掲載したのですが、その続きです。

https://ch.nicovideo.jp/sammy-sammy/blomaga/ar1739499

前回の内容を要約すると、「Fate/Grand Order」と違ってキャラクターが容易に集まるので、その育成が楽しいとなります。グラブルはキャラクターを集めて育てるだけなら、とても簡単なんですよね。LV100まで育てるとなれば(単純な比較はできないため、あくまでも私の体感としてですが)、FGOよりも面倒なのは確かですが、LV80までならばLV上限突破の素材も経験値も比較的簡単だと感じています。

とはいえ、グラブルがFGOよりも簡単なゲームだとは思いません。その最大の理由が武器編成です。1年ぐらいプレイして、やっと「マグナ編成なるものがあるんだ~」というレベルですからね。ただ、やっと武器編成の面白さが分かってきたので、そのことを書こうと思います。

■小野友樹さんが見せるグラーシーザーへの執着

キッカケは2019年4月から始まった情報番組「ぐらぶるTVちゃんねるっ!」です。

ぐらぶるTVちゃんねるっ!
https://s.mxtv.jp/variety/grablue_tv/

この番組の司会・小野友樹さんが何かあるたびにグラシ、グラシと言うので、気になって調べたのです。グラシとはグラーシーザーの略語で、闇属性の槍だということが分かりました。小野友樹さんによれば、同番組司会で師匠の加藤英美里さんから以前「手っ取り早く強くなれる武器」として紹介されたとのこと。そこまで言われると自分も装備してみようと思うわけですが、入手のハードルが高い!

シルバームーン300個(1年以上プレイして所持しているのは115)とか、ゴールドムーン30個(同27)とか、条件を満たせていない。(いやムーンをなんかと交換すれば良いのか?)また「グラーシーザー 抱き枕カバー」(8640円)に付いてくる特典シリアルコードで1本入手できるものの、上限解放を目指すとなると、かなりの出費です。

それにグラーシーザーを組み込む武器編成は、俗に「ハデス編成」と呼ばれるのですが、そもそも召喚石「ハデス」を持っていない。そこで「私にはまだ早い」と思い、いったんグラーシーザーは諦めることにしました。ちなみに、何かのタイミングで強い武器を無料で配ってくれる気前の良さも、グラブルの魅力ですが、残念ながら「5周年記念武器交換」のリストに、グラーシーザーは入っていませんでした。

■ハデス編成は無理なので、闇のマグナ編成を組むことに

グラーシーザーの持つスキルは、「闇属性キャラの攻撃力上昇(大)」と「闇属性キャラのHPが少ないほど攻撃力が上昇(中)」です。HPが少ないほど攻撃力が増す「背水」が特徴となります。将来的にグラーシーザーを入手するとして、この路線を突き進めば良いのではないか。この時初めて、武器編成で“道筋”が見えたのでした。いろいろ調べた結果、ハデス編成に至る前段階として「闇のマグナ編成」の構築を目指すことにします。

まずは「セレストクロー・マグナ」集めです。特に意識をしていなかったのですが、入手は簡単そうなので「結構持っているだろう」と思っていたのですが、リストを調べたところ、1つしか持っていませんでした。武器レベルもスキルレベルも100の「セレストザグナル・マグナ」は2本あったのですが、「セレストクロー・マグナ」は1回だけ上限解放したものが1つだけ。そこで各種セレストの攻略(ドロップ狙い)と「武勲」による交換を目指すことになります。

f:id:sammy_sammy:20190519190152j:plain

次に闇天司武器「サイス・オブ・ベリアル」が重要そうなので、この入手も目指します。サイドストーリーのクリアが条件なので、先延ばしにしていた「どうして空は蒼いのか」に取り掛かります。イベント「失楽園」で感じた、主人公チームとサンダルフォンにある微妙な距離感の理由がやっと分かりました。

あとはバハムートウェポンとオメガウェポンです。オメガ武器は、5周年イベントで無料交換した「無垢なる竜の剣(風)」を持っているので、これを生かす方向で考えます。要するに、剣を得意武器とする編成です。闇属性のキャラクターを見てみると、ジャンヌダルク、ヴィーラ、ゾーイの得意武器が剣となっているので、彼女たちをメインメンバーに据えます。このうちジャンヌダルクとヴィーラはヒューマン族なので、バハムート武器はダガーを作ることにします。主人公のジョブは「剣聖」にしました。

f:id:sammy_sammy:20190519190052j:plain

■サポーター召喚石でマグナ編成の強さを実感

いままで「マグナ編成」らしきものは組んでいたのですが、正直、その強さを実感できませんでした。しかし、サポーター召喚石で「セレスト・マグナ」を選んで攻撃した時、その強さを実感します。

闇編成の場合、これまでサポーター召喚石で選んできたのは「バハムート」です。バハムートは闇属性攻撃力を100~150パーセント上昇させる(加護効果)、分かりやすく強い召喚石です。100パーセントとは、つまり2倍ということですから、その効果は劇的です。

一方セレスト・マグナの加護効果は、スキル「黒霧方陣」の効果を50~120パーセントアップさせるものです。取りあえず闇属性攻撃力を向上させるバハムートに比べると、効果が分かりにくいし、実際、それほど効果がないと思っていました。

しかしある時、サポーター召喚石にバハムートがいなかったのでセレスト・マグナを選んだところ、バハムートよりも攻撃力が出ることに気付きます。いままでスキルレベルとか気にしていなかったのですが、スキル「黒霧方陣」のレベルを上げると、こんなに効果があるのかと驚いてしまいました。

グラブルをプレイして1年数カ月。やっとマグナ編成が有効であることに気付いた瞬間でした。効果があると分かれば、やる気も出ます。いや~、グラブルって本当に楽しい!

f:id:sammy_sammy:20190519190133j:plain

■補足というか、雑談

以前、重課金ゲーマーの話をセミナーで聞いたのですが、その中で「重課金者は平等にゲームのことを考えている」という発言が印象に残りました。

https://ch.nicovideo.jp/sammy-sammy/blomaga/ar1751678

ある程度の重課金者になると、自分がゲームの中で優位に立つことよりも、ゲーム自体が発展することを望むようになるというのです。これは自然な考え方で、ゲーム自体が廃れてしまったら、重課金者も居場所を失うわけですからね。というわけで、ゲーム開発・運用において、重課金者から話を聞くことが大切だとなるのですが、これを実践しているのがグラブルやFGOだと思っています。

公開されている番組やイベントの中だけでも、ゲームの責任者が重課金者から話を聞く場面、結構ありますよね。重課金者というのは、加藤英美里さんや小野友樹さん、中村悠一さん、FGOだと島﨑信長さんとか……。

中村悠一さんは、グラブルをやり込んでいることで有名な声優で、私なんかとは次元が違うプレイをしていると思っていたのですが、日課として「朝起きたらハードを巡回する」と配信番組で話していました。私は正直、ハードの巡回が面倒だなと思っていたのですが……。中村悠一さんレベルのプレイヤーでもハード巡回をするということは、やはり、自分もきちんと巡回しなければいけないと思ったのでした。