NTT東日本の公衆電話インフォメーションで調べてみると、意外にも東京都港区だけで、まだ146も残っているのだそう。でも、スマートフォンが手元にある今となっては、ほとんど使う機会がないという方が大半ではないでしょうか。
そんな風に街中で息をひそめている公衆電話ボックスに、新たな命を吹き込んだのがイギリスで生まれた「solarbox」です。
ロンドンの象徴である赤い電話ボックスを塗り替えた「solarbox」では、ソーラーエネルギーを使って、スマートフォンやタブレットなどの電子機器を、無料で充電することができます。
2014年10月1日にスタートしたこのサービス。LSE(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)を卒業した2人の起業家が手がけ、Mayor of London’s Low Carbon Entrepreneur of the Year Awardを受賞。5000ポンドを手にしました。
無料で充電できるかわりに、待ち時間に広告が表示されるという「solarbox」。災害の多い日本では、普通の電話も残しておいてほしいところではありますが、ちょっとした待ち時間に充電できたら、きっと便利ですよね。
こちらにはsolarboxを始めた2人のコメントなども紹介されていますので、ぜひご覧ください。
充電無料。電話ボックスがスマホ時代に生まれかわる [マイロハス]
text by 野本纏花