「飲むサラダ」と言われるくらいにビタミンやミネラルが含まれているのだとか。お肉大好きなアルゼンチン人は、マテ茶で栄養補給していると言われるほどです。
ところで、アルゼンチンのマテ茶の飲み方には驚く習慣があります。なんと同じ器を回し飲みするのです。一人飲み終わったら、ホスト役の人が別の人にサーブします。こんな可愛いアルゼンチン女子たちがお茶を注いでまわしてくれます。
「間接キスだー!」と冷やかしが入った、典型的な小中学生文化を経てきた日本人には、ちょっと驚きの習慣です。この感覚は世界共通なのでは? と、恋愛との関係をきいてみると、やはり、未婚の若者同士で飲むときは、マテ茶が恋の駆け引きに使われることもあるとのこと。「地球の歩き方」のページにわかりやすく紹介されていましたので紹介します。マテ茶には、砂糖を入れて甘くして飲む習慣があり、その甘さや味などによって込められたメッセージがあるのだそうです。
・マテ茶に砂糖を入れて飲むことがあるが、これがあまりにも甘い場合は、「私の両親に会って」という意味。
・蜂蜜入りは「もう結婚しよう」という意味。
・あまりにも苦い時は「早く帰ってちょうだい。あなたのことはどうでもいいの」という意味。
・一度も茶葉を入れ替えず薄くなったマテは「別のところで飲んで、もう帰って」という意味。
・冷えてしまったマテは「もうあなたに関心はない」という意味。
などなど。そのほか、ネタ元のサイトにはさらに色んな飲み方・意味が載っています。
筆者が滞在中のチリでも、アルゼンチンの学生達が学校に毎日持ち込むほどのマテ茶好きっぷり。TOP画像にある可愛いマテ壷に茶葉を入れて、ボンビージャという金属ストローで飲みます。お茶がなくなったら上からお湯 or お水を足して飲む簡単スタイル。マテ壷は日本でも購入可能です。マテ壷を使えば、家のなかでもピクニックでも、いつもよりちょっとオシャレにお茶を楽しめます。女子には嬉しい飲み物、南米の雰囲気に浸りつつぜひトライしてみてください。ホームパーティーやピクニックでもぜひどうぞ。
マテ茶の飲み方とルール、そしてマナー[地球の歩き方]、[ひじかた園](内田友紀)