クラウドファンディングサイトCAMPFIREで資金調達中のプロジェクト、「ふたりあわせて200歳」。
奄美群島の小さな島、喜界島出身の姉妹が、「おじいちゃんとおばあちゃんの写真展を東京で開催したい」という思いのもと立ち上げたプロジェクトです。
おじいちゃんとおばあちゃんは、先月でなんと2人あわせて200歳。歳を重ね、老いていく今も自然体のまま、喜界島で力強く毎日を生きています。
開催される写真展では、フォトグラファーでもある妹の得本直子さんが撮影したおじいちゃん・おばあちゃんの姿や、緑あふれる喜界島の日常を捉えた写真の数々が展示される予定なんだとか。
喜界島の風景は、初めて見るのにどこか懐かしい気持ちにさせてくれるのが不思議。写真の向こう側に、ふと自分の故郷や家族を思い浮かべてしまいます。
企画者のお二人は、こんな風に語っています。
あなたの周りには、一人で暗い顔をしているおじいちゃんおばあちゃんはいませんか。介護がうまくいかず、疲れてしまい、初めのころの親への気持ちを思い出せなくなった方はいませんか。
なかなか実家に顔を出せず、電話をかける回数も減ってきていませんか? このプロジェクトは、少しでも多くの人が、おじいちゃんおばあちゃんとのつながりを見つめ直すためのプロジェクトです。
忙しく、家族や大切な人たちとの関係が煩わしくなってしまったり、ビルに囲まれて故郷の空気や風景を思い出せなくなったり。私たちはつい「自分の力で生きている」と思ってしまいがちですが、家族や誰かの支えがあって、今があるのも事実のはず。
「久しぶりに田舎に帰ろうかな」
「元気にしているか今夜電話してみよう」
そんな気持ちにさせてくれる、写真展になりそうです。