落ち込んだりなんだか元気が出ない時って誰にでもあるはず。そんな時に誰かのがんばる姿を見るともう一度がんばろうって、そんな気分になれますよね。

冬が深まっていく今からの時期、暗く寒い時間が長くなる分気持ちもふさぎ込んでしまうこともしばしばあるかもしれません。そんな時にも元気をくれるのがカメラマン、セス・キャスティールさんの写真集「Underwater Puppies」!

水の中で元気に泳ぎ回る72匹の子犬たちを水面下で撮影した写真集です。

この本は実はシリーズ第2弾となるもので、2012年にアメリカ発売された第一弾の写真集「Underwater Dogs」はアメリカでベストセラーとなり世界中で出版されています。もちろん日本でも「水中犬」というタイトルで絶賛販売中!

この写真シリーズが生まれたきっかけはセスがキャバリア・キング・チャールズのバスターの撮影時に起きた好奇心でした。庭で遊ぶバスターを撮影する予定だったのにもかかわらずバスターはプールに飛び込んでしまい、水の中で楽しそうにテニスボールを追いかけて遊び始めてしまったのです。

陸上からバスターを撮影するもセスの思い通りの写真を撮ることが出来ずふと、「水のなかに潜っている時のバスターの表情ってどんなものなんだろう?」と興味が湧いてきた彼は急いで水中カメラを買いに行き、バスターとともにプールに飛び込んだことがきっかけでこの写真集のシリーズがスタートしたのだそう。

撮影を通じて、私はラブラドール・レトリバー、ゴールデン・レトリバー、ボストン・テリア、ヨークシャー・テリア、パグなど、じつに250匹以上の犬たちの「水中」での姿をカメラに収めました。この写真集に登場している犬たちの多くは、私に出会うまで一度も水に潜ったことがありませんでした。泳いだことすらなかった犬だっていたぐらいです。でも、私は彼らを無理やり潜らせたりはしませんでした。それどころか、彼らはみな水中撮影を楽しんでくれたのです。私は、犬たちのそんなところが大好きなのです。彼らの「前向きな人生観」が。

どの犬にもそれぞれの個性があり、それが私を夢中にさせてくれます。そして、私たち人間と同じように、彼らは豊かな感性を持っています。だから、私たちは彼らに親しみを覚え、彼らも私たちに親しみを感じてくれるのでしょう。だから、私たちは彼らと深い友情を築くことができるのです。

そんなセスは2007年から捨てられたペットたちの写真をとって里親を探すボランティア活動に参加しており、アメリカでは有名は動物保護コミュニティーのメンバーとしての顔も持っているそうです。

あなたに元気を与えてくれる1冊として、またはギフトとしてもこの写真集はきっと喜ばれるはずです。

Seth Casteel

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