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ポートランド発のコーヒーショップに格別な香りがありました

2014/08/31 12:30 投稿

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Stumptown(スタンプタウン)とは、木の切り株の意味。木を切り倒し、街を形づくってきた、この地の開拓の歴史を象徴する、ポートランドのニックネームのひとつです。

そして、そのニックネームとともに、地元のフロンティア精神を受け継ぐ、ポートランド発のコーヒーショップが、「Stumptown Coffee Roasters」。

1999年の創設以来、ポートランドのコーヒーカルチャーを牽引してきました。



ポートランド市内にある5店舗は、それぞれ特徴があります。



The Stark Cafe」は、日本でも話題のデザインホテル「Ace Hotel(エースホテル)」に併設。

ウッドテイストがクールなホテルのロビー。そこでいただくコーヒーは格別です。



The Downtown cafe」は、広々と、居心地のよい空間。

カウンターに座って、道行く人々をぼんやり眺めるのもよし、奥のソファでゆっくりくつろぐもよし。気分やシチュエーションで、いろんな過ごし方が楽しめます。



こだわりの豆を購入したいなら、焙煎所に併設された「The Annex」へ。

自分に合った処方薬(Prescriptions)のように、コーヒー豆の専門家からアドバイスをもらい、試飲をして確かめながら、好みのコーヒー豆をじっくり選ぶことができます。



また、この「The Annex」で毎週開催されている、パブリックツアー(事前予約制)は、コーヒーフリークにおすすめ。

Stumptown Coffee Roastersの焙煎所や作業所を見学することで、コーヒーがどのようなプロセスで加工され、私たちに届けられているのかが、体感できます。



コーヒー豆は、世界中のコーヒー農家から、この大きな袋に詰められ、ポートランドにやってきているそう。

そして、轟音鳴り響く蒸し暑い焙煎所で、職人たちによって、焙煎へ。



グリーンピースのような生豆は、やがて褐色に変わり、コーヒー特有の香ばしい匂いを放つようになります。コーヒー豆の色や香りの微妙な変化を察知し、常に最適な状態に焙煎される様子は、まさに職人技。



焙煎されたコーヒー豆は、厳しい品質検査を経て、作業所で梱包されます。シンプルなパッケージには、豆の特徴などが記されたカードを添付。紙パッケージからほんのりとただよう、コーヒーの香りがたまりません。

毎日、朝の目覚めや仕事の合間に、当たり前のように飲んでいるコーヒー。しかし、その背景には、世界中の多くの人々のたゆまぬ努力と丁寧な仕事が存在しています。そのおかげで美味しいコーヒーがうまれ、私たちの日常に、ちょっと豊かなひとときが届けられているんですね。

日本ではPaddlers coffeeにて、Stumptownの豆を購入、そして味わうことができますよ。

コーヒーの香り、たまにはじっくり楽しんでみませんか。

Photographed by Yukiko Matsuoka

Stumptown Coffee Roasters

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