このなんとも気高くおめでたい感満載の「富士山グラス」ですが、そもそもは東京ミッドタウン開催のデザインコンペ「Tokyo Midtown Award」の2008年・審査員特別賞を受賞した作品が、ハンドメイドのデザイン性高いガラスメーカー「スガハラ」によって商品化されたもの。
受賞時の作品名は「富岳百九十三景」とのことですが、元祖「富岳三十六景」からすると、単純計算で157ほど多い勘定に。これは一体!?
……答えは、受賞者・鈴木啓太さんのコメントにありました。
「グラスに、日本の象徴ともいえる富士山の姿を重ねました。
世界各国の様々な飲み物が注がれると、金色に光り輝く富士や、朝日に染まった赤富士、緑や雪に覆われた優美な富士など、様々な表情の富士が現れます。
葛飾北斎は浮世絵で「冨嶽三十六景」を描き、富士の美しい姿や日本の文化を世界に伝えました。
私はこの グラスで、世界193カ国に、日本の美しい四季や秀麗な富士の姿を思い出させてくれる「冨嶽百三十九景」を描き出したいと思っています」
ということで、ナルホド、193とは世界の国の数、ということだったんですね。そして、世界各国の飲み物でさまざまな富士山を拝めるとは、なんとも粋です!
例えば、いま流行のモヒートで「新緑萌ゆる初夏の富士山」にしてみたり、渋い黒ビールで「夜の静寂に包まれた富士山」にしてみたり。
おっと、ついついお酒の例ばっかりになってしまいましたが、
お酒以外でも、例えばカルピスで「一面雪に覆われた富士山」などはカンタンに趣ある富士山が堪能できるかも!?
……いろいろな飲み物で、あなただけの富士山を創り出してみてくださいね。
富士山グラス[スガハラ](ヨリエ・スディラジェンコフ)