「一度ガンと診断されると、常にその恐怖を抱えて生きないといけません。その事が頭を離れることは無いのです。」
こう語るのは「If only for a second(たった一秒だけ)」というプロジェクトに参加したガン患者の一人。彼女を含め、20人のガン患者がこのプロジェクトに参加しました。
「ガンであるという事実を忘れることが無い。」と全員が語ります。彼らは写真撮影のスタジオに集まり、「目を閉じたまま」メイクとウィッグのスタイリングをされます。
スタイリングが完成すると、目を閉じたまま、マジックミラーの前に座らされます。
マジックミラーの向こうにはカメラとカメラマンが待機しており、彼らが自分の姿を初めて見るその瞬間を捉えます。このプロジェクトは常にガンの恐怖を背負っている患者に、たった一秒でもその事を忘れてもらい、その瞬間を写真に残すことを目的に行われたのです。自分がどんな姿をしているか全く想像もつかないまま、恐る恐る目を開ける患者さんたち。
彼らの驚きと感動の瞬間は是非、ビデオでご覧下さい。
「If only for a second」は、ガン患者の生活の質の改善に取り組むベルギーの団体Mimi Foundationによって行われました。
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