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「しあわせは、きみをもっと知ること」スヌーピー展をとことんレポートします

2013/10/25 10:00 投稿

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ついにスタートした「かつてない」スヌーピー展。もう行かれましたか?

先日ルーミーがお邪魔した内覧会では、スヌーピーの生みの親、チャールズ・M・シュルツ氏の奥さまジーンさん(写真右)と、米カリフォルニア州にあるシュルツ美術館のカレン・ジョンソン館長(同左)が、展覧会の魅力を教えてくださいました。



「スヌーピー展 しあわせは、きみをもっと知ること。Ever and Never: the art of PEANUTS」の会場は、シュルツ氏の人生(第1章)、「ピーナッツ」が生まれた場所(第2章)、原画を通じて見る「ピーナッツ」の進化(第3章)、グッズやアニメなどを紹介する「ピーナッツ」の広がり(第4章)に分かれています。

ジーンさんいわく、「今回準備をしていたら、何年も忘れていた作品が出てきたの」とのことで、「シュルツ美術館よりもたくさんの作品を1度にご覧いただけますよ」という、何ともぜいたくな展覧会です。



「シュルツ美術館の責任は、チャールズ・M・シュルツというアーティストの物語を伝えること」とカレンさんが語るとおり、第1章にはシュルツ氏の軌跡を辿るように、思い出の品々や作品、写真等が展示されています。スヌーピーのモデルとなった愛犬や、チャーリー・ブラウンが想いを寄せた「赤毛の女の子」のモデルとなった女性(シュルツ氏が片思いしていた相手)、ライナスのトレードマークで、今では辞書にも載っている「安心毛布」の誕生秘話など、知られざるエピソードも満載です。



第2章では、ランドスケーププロダクツの中原慎一郎氏ディレクションの下に再現された、シュルツ氏が創作に取り組んだスタジオが登場。アシスタントがこっそりゴミ箱から拾って保存していたという下絵も展示されていました。生前のシュルツ氏がスヌーピーについて語ったり、作品を描いたりする姿を収めた貴重な映像も観ることができます。




今回の展覧会で特に圧倒されるのは、第3章に展示された約100点の原画。1950年から2000年まで新聞に連載された「ピーナッツ」1万7000話以上(!)の中から、厳選された作品の数々です。

原画は意外と大きく、キャラクターたちの変化や、時に哲学的な名台詞をじっくりと楽しめます。「初期のラインはくっきりしていたけれど、少しずつソフトになっていった」(ジーンさん)という、シュルツ氏の筆づかいを間近に見ることができるのも魅力です。最終回として発表された引退メッセージには、思わず涙がぽろり。



第4章には、初代のフィギュアなどのビンテージアイテムや、テレビ放送されたアニメーション、どこか懐かしいグッズなどがずらり。スヌーピーが時代を超えて、世界中で愛されていたのがよく分かります。

当初、シュルツ氏はグッズに興味がなかったそうですが、「ピーナッツ」があまりに人気だったためフィギュアが制作され、大ヒットしたのだとか。シュルツ美術館には、子どもの頃から大切にしていたボロボロのスヌーピーを持参するファンが後を絶たないそうです。



そして第2会場は、こちらも「かつてない」オリジナルグッズ売り場! ショップの内装は、西海岸の少し昔の家をイメージしているのだとか。原画の複製やビンテージグッズのレプリカ、アーティストとコラボしたオリジナルグッズ、誰もがうれしい定番アイテム(アートディレクターを務めた祖父江慎さんデザインの商品も!)など、スヌーピーファンにはたまらないグッズが300種類以上も並んでいます。




最後に、「これは漫画家になりたいという夢を叶えた、セントポール出身の小さな男の子の物語だということを心に留めておいて」とカレンさん。ジーンさんは、「たくさんの方に展覧会を見ていただき、シュルツ氏の軌跡を、長年愛してきたキャラクターたちと共に楽しんでいただけたらうれしいです」とおっしゃっていました。



会期は2014年1月5日まで。大人から子どもまで、普段はアート展に行かない人でも楽しめそうな、まさに「かつてない」展覧会です。何度も足を運びたくなるハッピーな空間で、スヌーピーと仲間たちがもっと好きになりました。

© 2013 Peanuts Worldwide LLC

「スヌーピー展 しあわせは、きみをもっと知ること。Ever and Never: the art of PEANUTS」
開催期間: 2013年10月12日(土)- 2014年1月5日(日)
開館時間: 10:00 – 20:00 (12月31日を除く火曜日は17:00まで。入館は閉館30分前まで)
会場: 森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)
料金: 一般・大学生 2,000円 / 中高生 1,500円 / 4歳~小学生 800円

スヌーピー展 しあわせは、きみをもっと知ること。Ever and Never: the art of PEANUTS

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