レコードから振動を取り出し、拡大して音声を再生する装置である「蓄音機」が作られたのは、1850年代のこと。日本では1910年に、日本初の国産蓄音機ニッポノホンが発売されたのだそう。
そして今、なかなか見かけなくなった蓄音機をiPhoneやiPadのスピーカーにしてしまおうというのが、ニューヨークはブルックリンを拠点として活躍するデザイナーMatt Richmondさんが作った「IPHONE® GRAMOPHONE」。
一般的な電化製品やスピーカーと違って、電源やボリュームコントロールなどもなく、純粋に蓄音機のホーンを通して、iPhoneやiPadのスピーカーから流れる音を増幅して、3〜4倍の大きさにしてくれるという仕組み。
蓄音機が最初に登場した時、その斬新さが人々を驚かせたことでしょう。そして現代の私たちにとっても、蓄音器がiPhoneとコラボするということが新鮮でもあります。
最新の技術が駆使されたわけではないけれど、なにしろ、この趣がいい。こんなレトロでシンプルなスピーカーならば、思い出の音楽をじっくり聴くのによさそうだなぁ。
IPHONE® GRAMOPHONE [RESTORATION HARSWARE]コメント
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