Text and Photographed by 森亮太 Business Insider Japanより転載。
傘を使っていると、何かとストレスを感じることが多い。
例えば、傘を閉じた後には濡れた傘本体を手でまとめてベルトで留める必要があり、どうしても手が濡れてしまうのが地味に不快だった。
どうにかならないものかと考えていたときに、傘を閉じるだけで生地がまとまる、マーナの｢Shupatto｣という傘に出会った。
ベルトのストレスから開放される傘
マーナ「Shupatto アンブレラ 62cm グレージュ」 6,930円（税込）マーナの｢Shupatto アンブレラ｣は、持ち手の上にあるスライダーの動きに合わせて生地がまとまる傘だ。
閉じたあとにベルトで傘の生地をまとめる必要がないので、手を濡らすことなく快適に傘を開閉できる。
やり方としては、持ち手上部にある傘を開閉させるためのスライダーを手で掴んで押し引きすることで開閉ができる。
傘を開閉する動きに合わせて骨が回転し、軸を中心に生地をくるくる巻き込んで傘がまとまる仕組みになっている。
ベルトで傘をまとめる一手間がなくなって、スムーズに屋内に入れるので雨の日の移動がとても楽になった。
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傘としての性能も十分
生地部分はポリエステルが使用されており撥水性は十分。ただ、ビニール製とは違い、長期で使用するといずれ撥水性が落ちてくると思われる。
定期的に撥水スプレーなどで手入れをしたいところだ。
余裕のあるサイズ感
Shupatto アンブレラには58センチと62センチの2種類がある。私はバックパックを背負って出かけることが多いので、今回は大きい62センチを選んだ。
中型のバックパックを背負いながら傘を使用したところ、背中までしっかりカバーしてくれた。
傘の閉じ具合を調整できる
この｢Shupatto アンブレラ｣には、濡れた傘を立てかけた際に水滴を落ちやすくするための｢乾燥用ストッパー｣という機能がある。
傘を半開きの状態で固定できるので、傘立てに置いた状態でも、傘に残った水滴を乾燥させることができるのだ。
乾燥用ストッパーを使用する際は、写真のようにスライダーを少し柄から離すとカチッと音がするので、そこでスライダーを停止すればよい。
乾燥用ストッパー使用時に、傘を振って水気を切ろうとすると傘が開いてしまうことがあるので注意したいところだ。
傘の細々としたストレスがなくなった
ベルトがない傘を使ってまず初めに驚いたのが、傘をさしている際に視界にベルトがチラチラ揺れないだけで、かなり快適になった点だ。
傘にベルトがついているは当たり前だっただけに、この変化は大きく感じた。
また、傘本体はまだまだ使えるのに、ベルトのマジックテープやスナップボタンが破損して傘をまとめられなくなり、それが原因で傘を買い替えることも度々あった。
その度にもったいなく思っていたが、この傘にはそもそもベルトがないので長く使えそうだ。
ベルトがない利点をもう一つ挙げると、手袋をしたままでも傘の開閉がしやすい点がある。
｢Shupatto アンブレラ｣のスライダー部は大きく、滑り止めのエンボス加工がされているので手袋をした状態でも開閉がしやすかった。
ベルトがない傘のおかげで地味なストレスが減って、気分が沈みがちな雨の日でも少し明るく過ごせそうだ。
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