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ラジオもいいけど、他人の楽しそうな雑談を聴けるポッドキャストが好き【#私の推しエンタメ】

2024/01/26 23:00 投稿

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さまざまなものが私たちの暮らしに彩りを与えてくれているなかで、もはや栄養となっているのが「推し」の存在。

推しといっても人に限りません。食べ物や生き物、乗り物などジャンルは多岐にわたります。

今回は「エンタメ」のジャンルで5名の編集部員に自身の「推し」について語ってもらうことにしました。

今回は、ポッドキャストです。

初めて聴いたのは高校3年生

ラジオもよく聴くのですが、プロアマ問わず他人の楽しそうな雑談を聴けるポッドキャストが好きです。

初めてポッドキャストを聴いたのは高校3年生でした。2013〜2021年頃まで配信されていた「Knee Crisis Radio(ニクラジ)」という番組で、ラッパーの徳利とその高校時代からの友人、D山の2人がただ楽しそうに話しているものでした。

ポッドキャストって、「ふと聞いてしまったファミレスの隣のテーブルの会話がおもしろくて、つい聞き耳立ててた」みたいなノリに近い気がします。

情報や学びのある話もおもしろいけど、話し手のバイブスがいいという理由で「推しポッドキャスト番組」を4つピックアップしました。すでに人気のものばかりなので、改めて推すというのもおこがましいのですが……。

奇奇怪怪

Dos MonosのラッパーTaiTanと、音楽家・玉置周啓によるポッドキャスト番組。

内容ですが、オフィシャルの紹介文を拝借すると「日々を薄く支配する言葉の謎や不条理、カルチャー、社会現象を強引に面白がる」とのこと。

2人が最近観た映画や小説、ドキュメンタリーなどのコンテンツ、身の回りで起こった話などをとりとめのないように話しているんですが、ちゃんと帰結してくれる、してくれようとする、そのスピードが小気味よくて好きです。

AIR/エア」「JUNK HEAD」「暇と退屈の倫理学」など、このポッドキャストで知った映画や小説はもれなくおもしろかったです。そして、その考察も鋭い。

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“日々を薄く支配する不条理や社会現象”を腐しつつも、単なる悪口に終わらず、絶妙に笑える温度感で言語化してくれて、聴くたびに「あぁ、自分は間違ってなかったかも……!」と思うことができます。ありがとうございます。

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ゆる言語学ラジオ

フリーランスでウェブコンテンツ制作などをする堀元見と、大手出版社の編集者、水野太貴によるポッドキャスト番組です。

内容は、“言葉”を生業とする2人が、言葉そのものや文法、構造などについて対談しながら解説するというもの。ちなみに、堀元さんはプログラミング言語なども詳しいようで「ゆるコンピュータ科学ラジオ」もやっています。

エピソードタイトルには、「『パラッ』と『パラリ』はどう違う?」、「子どもはなぜ『き』を『ち』にする? 音声学者と子どもの間違いを楽しむ回」、「【クリシェ祭り】使い古された常套句だけでラジオやってみた」などなど。

普段、何も考えず感覚的に使ったり使い分けたりしている言葉や文法を、ロジックに基づいて理解するっておもしろいですね。

次の日、誰かに話したくなるんですけど、やはりリスナーは多いようで「あ、それゆる言語学のやつじゃね?」とバレることも多々。

うんちくをたれるときは、気をつけましょうね。

上出遼平 NY御馳走帖

テレビ番組「ハイパーハードボイルドグルメリポート」の生みの親、上出遼平のポッドキャストです。

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現在、ニューヨークに住む上出さんが家を出てから店に着いて食べ終わるまで、街の様子や食レポを交えてひとり淡々と話す番組です。

12〜30分くらいとエピソードごとに時間もバラバラで、そのゆるさが心地いい。

フィールドレコーディングなので、烈しいクラクションの音や急に話しかけてくる通行人の声など、ニューヨークの雰囲気が音からも伝わってきます。

これまでに食べたメニューは、「寿司スペシャルコース」、「ニューヨークのビーフカレーラーメン」、「想い出のから揚げ弁当」など。上手に食レポできる人はやっぱりすごいなあと思います。

「香港の排骨麺」の回では、香港の民主化運動の今についても少し語られています。

容疑者引き渡し条例の改正案への反対がきっかけとなり、デモが本格化した2019年当時は日本でもその様子が報じられていましたが、その後はテレビなどで取り上げられることもなく……。2020年には「香港国家安全維持法」が施行されました。

上出さんが会った香港の友人は「香港には金はあるけど、自由はない」と言っていたそうです。

たまに、聴いているこちら側の背筋をシャキッとさせてくれる話があるのもかっこいい。尊敬です。

なお、「ハイパーハードボイルドグルメリポート」にはポッドキャスト番組もあり、こちらは路上生活者、元受刑者、特殊清掃員など、普段なかなか知る接点のない人たちの食事を通したインタビュー。

顔出しなし音声のみだからこその近い距離を感じます。

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ロバートpresents聴くコント番組~秋山第一ビルヂング~

表題の通り、音声のみのコント番組なのですが、その設定だけで十分おもしろい。

まずロバート秋山は、バブル前に購入したビルのオーナー。テナントを格安で貸す代わりに盗聴器を仕掛け、その会話を盗聴するのが趣味という設定です(っていうかやっぱりポッドキャストは盗み聞きなんですよ!)。

なお、馬場は隣のビルのオーナー、山本は秋山ビルにテナントを借りているカフェのマスター(のちに無職となる)という配役になっています。

ビルのテナントには、もう中学生、ゆりあんレトリィバァ、蛙亭、シソンヌ、チョコレートプラネット、空気階段、ななまがりなどなど、さまざまな芸人扮する店子が入っていて、天ぷら屋さんやカラオケ店、コンビニなどを舞台にそれぞれのコントを繰り広げます。

各テナントのコントももちろん死ぬほど笑えるんですけど、やっぱり秋山と馬場ちゃんが楽しそうにオリジナルソングを歌っているときが一番好きです。1エピソードで少なくとも2、3回は歌ってくれます。

えー、これ以上何がおもしろいとか説明するのはナンセンスなのでやめておきます。とにかく最高。

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九井諒子『ダンジョン飯』に沈没した年末年始。

編集部員・マツザキの推しは「お笑い」!

ゲーマー編集部員が選ぶ「https://www.roomie.jp/2024/01/1154812/」

自己肯定感を高める方法をついに見つけました。

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