Photographed by tsubottlee 台北市で暮らすRosyさん、Peterさん家族。夫婦で暮らし始めるのをきっかけに見つけた住まいをセルフリノべして、自分たちが居心地のいいお部屋を目指して手を加えていると話してくれました。
今回は二人の暮らしのアイデアとお部屋づくりのポイントにフォーカスを当ててお話を伺っていきます。
お部屋の紹介はこちら↓
ROOMIE(ルーミー) - ROOMIE(ルーミー)
場所:台北市
面積:82.3㎡、3LDK
築年数:築40年
住宅形態:マンション
間取り図:
画像提供:Rosyさん
暮らしのアイデア①
ジャンルに捉われずにディスプレイを楽しむ
RosyさんとPeterさんのお部屋では、二人の琴線に触れたものを1つのジャンルに絞らず取り入れているのが特徴的です。
「お部屋のスタイルはフリースタイル。友人からもらったものや旅行先でゲットしたものをはじめ、捨てられていたものでさえ、自分たちが良いと思ったら手入れをしてお部屋に取り入れています」(Peterさん)
キャビネットは大学時代にヴィンテージを扱うインテリアショップで購入したもの。北欧のデザインがお気に入りなのだそう。
さまざまな国の、さまざまなジャンルのものを織り交ぜながら、二人共通の感性で空間を完成させているのに驚きます。
「ワーキングホリデーで日本に住んでいたこともあり、日本の書籍やデザインに関するものは夫婦揃って好きです。コロナ禍以前は、夫と東京に旅行にいきました」(Rosyさん)
また、海外のものだけでなく、台湾のものも各所に散りばめられていました。
たとえば、リビングの壁に貼られていたのは、古いお店のメニュー表。
「実家の近くに捨てられていたのを持って帰って飾っています。友人が遊びに来ると、このメニュー表から食べたいものをオーダーされたりするんです(笑)」(Peterさん)
ソファも長年使っていたもので、生地を張り替えて使用。二人のもの選びから修繕の仕方まで、センスを感じるものばかりでした。
暮らしのアイデア②
オープンな収納を活用する部屋づくり
カップや調理器具で「見せる」を楽しむキッチン
住まいに置いているものは、どれもストーリーがあるものだからこそ表に出して楽しむようにしているというPeterさん。一方、Rosyさんは、日用品や小物など、見せる部分と見せない部分を意識しながら、ディスプレイを楽しんでいるようです。
「夫のセンスは信頼しているので基本的にはお任せしていますが、自分でも、好きなものを好きなように、ディスプレイを楽しむことを大切にしています」(Rosyさん)
玄関のキャビネットには、Peterさんがブランドデザインで関わった「リサイクルガラスを使ったシャンプー瓶」もありました。きれいなガラスのデザインと香りに、筆者も自宅用に1つ購入したのはここだけの話。
「リビングに限らず、他のお部屋も見せる収納を意識してつくっています。
キッチンはカップや調理器具の置き場をオープン収納にしました。幅がピッタリの木材をたまたま拾ったので磨いて使っています」(Peterさん)
あまりのフィット具合に、取り付けたときは感動したというPeterさん。
落ち着いた色合いが壁のタイルやモルタルとも馴染んでいて、偶然見つけたものとは思えませんでした。
「本当は対面にもスパイスラックを取り付けようとしたのですが、トライしてみたところ通路が狭く、動線が気になって今は外しています」(Peterさん)
服の収納もオープンにして、管理しやすく浴室の隣の一室は衣装スペース。夫婦それぞれの衣類をラックで分け、こちらもオープンな収納で管理しています。
Rosyさんはアパレルのグラフィックデザイナーが本業。プロの目線で、衣類が増えすぎないようスペースに収まる範囲で揃えていました。
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おもちゃ収納には、DIYしたオープンラック
また衣装スペースの隣は子ども部屋になっていました。
「以前は寝室として使っていましたが、おもちゃを置ける棚をDIYして、現在では子ども部屋として使っています」(Rosyさん)
棚には、二人のご家族が作ったというおもちゃもたくさん。これだけあったらお子さんも飽きずに遊べそうですね。
意外と難しいと感じてしまう雑貨のディスプレイやオープンな収納も、RosyさんとPeterさんは自分たちが好きなように楽しみながら進めている姿が印象的。そのスタイルが住まいの快適さに繋がっているようです。
Rosyさん、Peterさん家族の「この部屋に決めた理由」をはじめ、「お気に入りの場所」や「お気に入りのアイテム」などを紹介したこちらもチェックしてみてくださいね。
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