Text and Photographed by はらいさん

ギズモード・ジャパンより転載：

イヤホンつけっぱなしでも生活できちゃうかも…。

WWDC 2023でAirPods Pro（第2世代）の新機能として発表された適応型オーディオ。昨日9月19日のiOS 17のリリースと同じタイミングで解禁されたこちらの新機能ですが、さっそく試してみました!

そもそも適応型オーディオってなに？

Image: Apple

適応型オーディオとは、AirPods Proの外部音取り込みモードとノイズキャンセリングモードを組み合わせて、周りの状況や環境に応じて音の聞こえ方を自動で調整してくれるモード。さらに、会話を始めると相手の声を聞き取りやすく拾ってくれたり、再生中のコンテンツの音量を環境に応じて調整してくれる機能が含まれています。

どのAirPods Proで使えるの？

AirPods Pro（第2世代）のみ対応してます。昨年発売されたAirPods Pro（第2世代/Lightning）でも使うことができますし、先週9月13日発表されたAirPods Pro（第2世代/USB-C）でももちろん使えます。

どうやって使うの？

Image: はらいさんコントロールセンターから適応型オーディオを選択した様子

適応型モードをオンにするには（イヤホンをつまんだり、｢設定｣アプリから切り替えるなど）いくつか方法がありますが、コントロールセンターから操作するのがビジュアル的にも1番分かりやすいです。

実際に使える状態だと、外部音取り込みとノイズキャンセリングの間に適応型というカラフルなアイコンが表示されるはずです。このアイコンをタップすることで適応型モードがオンになります。

実際に使ってみてどう？

Photo: はらいさん

まずは交通量の多い大通りで（コンテンツを流さずに）適応型モードをオンにしてみました。通常のノイズキャンセリングモードよりも遮音性は弱まりますが、行き交う車の音や停車中の大型トラックのエンジン音などを感知した際にはスッと騒音が低減されました。

Photo: はらいさん

地下鉄はたとえ電車が停車中でもゴゴゴゴ…といった音が聞こえるものですが、そういった騒音もかなり低減されました。走行中の車内ではアナウンスは聞こえるものの、周りの騒音は程よくカットされるような印象でした（ただ、音楽の細かい部分は聞き取りずらかったです。）

ちなみに、掃除機やハンドドライヤーなどの大きな騒音もグッと抑えてくれます。

Photo: はらいさん

飲食店でも試してみました。店内は比較的静かだったので大きな違いは感じられませんでしたが、ここではAirPods Proの別の新機能のすごさを実感することができました。

Image: はらいさん

会話通知機能は、適応型モードでもノイズキャンセリングモードの状態でも会話を始めるとさっと相手の声を聞き取りやすく拾ってくれるだけでなく、たとえ音楽を再生していても音量を自動的に下げてくれる機能です。

この機能のおかげで、カウンターで店員さんに商品を注文するときでも音楽を停止したり、わざわざイヤホンをつまんで外部音取り込みモードにする必要がなかったのはとても便利でした。

適応型オーディオ、もしや最強なのでは？

個人的には適応型モードと会話通知機能の組み合わせが気に入りました。先ほどもお伝えしたように、状況に応じてイヤホンの聞こえ方を自分で切り変える必要がないですし、会話通知をオンにしておけば、イヤホンをした状態でもスムーズに会話をすることができます。もうずっと耳につけっぱなしでもいいのかもしれません。

また、適応型モードはノイズキャンセリングモードほど耳に圧迫感を感じなかった点も好印象です。イヤホンが騒音を感じた際に低減してくれる音の聞こえ方がとても自然で快適でした。

適応型オーディオですが、AirPods Pro（第2世代）をお持ちの方なら毎日の生活がちょっと便利になるはずなので、これを機に是非1度お試しを!

Source:Apple

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