料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。

今回は、常備菜としても保存食としても活躍する「塩漬けきのこ」をご紹介します。

30秒ゆでで、塩を振って、1時間後には食べごろに

今回ご紹介するのは、秋になると余計に食べたくなる「きのこ」を使ったひと品。

そのまま食べても美味しいですし、さまざまな料理にアレンジすることも可能。使う調味料が塩だけというのも助かります。

食物繊維が多く低カロリー、ビタミンも豊富、旨みも増して保存可能と、いいことだらけ。ぜひつくってみてください。

塩漬けきのこ

「塩漬け」といっても、さっとゆでて塩を振るだけ。1時間後から食べられます。

冷蔵庫で1週間ほど日持ちするので、少し多めにつくっておくのもおすすめです。

<材料>
・きのこ…2〜3パック分(今回はしめじ、えのき、舞茸)
・塩…小さじ1と1/2

<つくり方>

1. きのこは石づきを取ったら、小房に分ける。ゆでると半分ぐらいに小さくなるので、大きめに分けておくといい。

2. しっかり沸騰させた湯にきのこを入れ、ざっと混ぜて30秒ほどでざるにあげる。

3. 水気を切ったら清潔な保存容器入れ、塩を振る。1時間ほどすると水分が出てくるので、全体を混ぜたら、できあがり。冷蔵庫で1週間ほど保存可能。

今回はしめじ、えのき、舞茸を使いましたが、しいたけやエリンギなど、お好きなきのこでOK。

そのまま食べても、サラダに混ぜたり、お味噌汁に入れたりしてもOK。大根おろしにあわせたり、卵焼きの具材にしたりしてもいいですね。

来週は、この「塩漬けきのこ」をアレンジするアイデアをご紹介しますね。

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