撮影:中島慶子/マガジンハウス 「伝説の家政婦」ことタサン志麻さんの大ファンの筆者ですが、一つだけ「本当においしいの……?」と気になっていたレシピがありました。
それは、テレビ番組で志麻さんがゲストに振る舞っていたもので、中濃ソースにとあるフルーツを混ぜてフライにかける、というアイデアレシピ。
今回、志麻さんの著書『志麻さんの魔法のソースレシピ』(マガジンハウス)で紹介されているのを発見し、さっそく試してみました。
「中濃ソース+バナナ」でスーパーのフライがご馳走に
(本書67ページより)
そのフルーツとは、なんと「バナナ」。大さじ2杯の中濃ソースに、つぶしたバナナを半分ほど混ぜ合わせるだけなのです。
スーパーの惣菜コーナーでチキンカツを買ってきて、トースターでカリッとあたため、恐る恐るソースをつけてみたところ、これが技アリ!
フルーティな甘みが中濃ソースのコクとよく合って、一気に南国風の洒落たひと皿に。改めて志麻さんマジックに驚かされました。
レモン色のソースの正体は「コーンスープ」
本書『志麻さんの魔法のソースレシピ』には、毎日の食卓をほんの少しの工夫で格上げできる、志麻さんとっておきのソースの数々が紹介されています。
フレンチの定番であるバターソースや肉汁でつくる本格ソースはもちろん最高ですが、「バナナソース」のような簡単レシピもたくさん。
(本書63ページより)
たとえばこちらは、市販のコーンスープ一袋に75mlの水を入れて煮溶かし、ソースとして使ったものです。お気に入りの「クノール カップスープ コーンクリーム」でチャレンジしてみたところ、やさしい甘みが豚肉にぴったり。
(本書113ページより)
食事の後のデザートも、グラニュー糖と水でつくった「キャラメルソース」をかければ、レストラン気分が気軽に味わえますね。
「フレンチのソース」なんて自分ではとてもつくれないと思っていましたが、いくつか試してみてイメージが変わりました。
メインの素材(肉や魚)は焼くだけ、レンチンするだけなど、シンプルな調理でOK。そこにソースをかけるだけで一気に味がまとまり、見た目も華やかになるので、むしろ「時短」になるんです。
巻末の「志麻さんの料理教室」コーナーでは、「焼く、茹でる、蒸す、揚げる」の4パターンで、肉や魚をおいしく調理するテクニックが解説されています。
「ビギナーさん歓迎」とある通り、応用自在な料理のコツが学べる一冊。ぜひ参考にしてみてください。
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1人分100円以下の材料で。「伝説の家政婦」志麻さんの技がスゴイ!
「伝説の家政婦」志麻さんが教える台所ルール。料理の最初にするのはね…
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