Text and Photographed by 山科拓郎
夏本番。毎日暑い日が続いていますね。
行動制限のない今年はキャンプやフェス、ピクニックに行く計画を立てている人も多いのではないでしょうか?
今の時期、開放的な環境で飲むお酒は最高ですが、それはキンキンに冷えていればこそ。もし、冷たさをキープしながら数本の缶や瓶をスマートに持ち運びたいなら、ミニマルバッグ「Baksteen(バクスティーン)」は意外と適しているかもしれません。
なんせその素材は“蝋引き帆布×ターポリン”で内外ともに水を通しにくく、コンパクトながら意外と入る5.5Lの容量を誇ります。
変化球的な使い方ではありますが、あえて保冷バッグとしての実力をチェックしてみました。
経年変化が楽しめるパラフィン帆布
オランダ語で“レンガ”を意味する“Baksteen”。長方形の無骨でコンパクトなフォルムやざらついた質感は、確かにレンガを彷彿させます。
外側の生地には、ロウを染み込ませて撥水性を持たせたパラフィン帆布を採用。
ハリのある質感は、使いこむと柔らかく変化していくのが特長的です。こすれたり折れたりした箇所に白い筋(チョークマーク)が付くところにも、独特の愛嬌がありますよね。
こんな風に蛇口から勢いよく水をかけると、その撥水性の高さがわかります。
長時間かけ続けたり、水没したりすれば生地に水分が染み込みますが、移動中に降る小雨程度ならほぼ気にする必要がありません。
なお、各開口部にはYKK社製の防水ファスナーが使われていて、細部まで抜かりなし。大切な財布やガジェットを水濡れから守れそうです。
内側には防水素材のターポリンを採用
ただ、パラフィン帆布や防水ファスナーだけでは、防水力が少し心許ないと思った人もいるかもしれません。しかしご安心を。むしろ本命は内側のターポリンでしょう。
こちらは船の防水シートや横断幕などにも使われる多層素材で、その防水性&耐久性は屋外で数年間雨風にさらしても耐えうるレベル。
だから、こんな風に350mlの缶ビールや大量の氷、200mlのワインボトルなどを入れてもOKなんです。
外側に水分が染み出しにくいので、コンパクトに持ち運べる保冷バッグとして活躍します。もちろん、500ml缶だって入るし、氷の量を調整すれば収納する本数を増やすことだって可能です。
防水性の高さをチェックするために、思い切って水を注いでみました。
驚くべきは、水を溜めたままの状態をキープしていたこと。多少の水漏れはありつつも、1分ほど様子を見てもあまり水位に変化がありませんでした。
水を流した跡からも、その撥水力は一目瞭然。氷が溶けてきたら水を抜いてやれば、水漏れを防げるでしょう。もし不安なら、凍らせた保冷剤を入れてもOKです。
コンパクトにドリンクを持ち運べるので、サブの保冷バッグとして持参すれば、キャンプやフェスなどで大活躍してくれるんじゃないでしょうか。
今回はちょっと特殊な使い方をしてみましたが、タブレットやモバイルバッテリーを入れて気軽なリモートワーク用としても便利な「Baksteen」。
付属のミニストラップをセットすれば自転車移動中のズレを解消できるなど、紹介した以外にも便利な機能が備わっています。
「Baksteen」は現在CoSTORY限定で発売中。クラウドファンディングサイトmachi-yaでは約170万の支援を集めた人気アイテムです。
気になる方はプロジェクトページでぜひ一度詳細をご確認ください。
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Photo: 山科拓郎
Source: CoSTORY
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