Text and Photographed by Machiko Nakagawa
保護者が小学生の子どもに習わせたい習い事のひとつがプログラミングでしょう。なにせ2020年からプログラミングが必修化されましたからね。
筆者も息子が幼稚園のときから、プログラミングの塾講師の説明会に参加したり、情報収集したりしてきました。そして最終的には、Z会のプログラミング講座を受講させることに。
というわけで、今日は筆者の息子が受講している「Z会プログラミング講座 with LEGO® Education」(以下、「LEGO® education」)と、もうひとつの人気プログラミング講座「Z会プログラミング講座 みらい with ソニー・グローバルエデュケーション」(以下、「KOOV®」)の比較記事をお届けします。プログラミングに興味があるけれど悩んでいる人の助けになれたら嬉しいです。
目次
・なんでプログラミング講座を受講しようと思ったの?
・塾じゃダメなんですか?
・LEGO® educationとKOOV®の違いを教えて
・保護者のサポート量は?
・大人が触っても楽しい?
・受講してみてどうだった?
なんでプログラミング講座を受講しようと思ったの?
単純に「LEGO® educationなら、LEGO®代をセーブできるかな」と思ったのがきっかけでした。
息子はLEGO®が大好きで、LEGO®ショップを見つけるたびに欲しがります。3in1のような、1つの箱に3パターン作れるブロックが入っているものを買って少しでも遊ぶ時間を長くさせようとしても、インストラクションを見ながら作るタイプのものだと、1日で遊び終わってしまう。だったら、LEGO® educationを買って、長く楽しんでもらおうと安直に考えました。
塾じゃダメなんですか?
塾だと先生が教えてくれるし、他の生徒と切磋琢磨しながら学べて楽しいと思います。
しかし、塾によっては教材を複数生徒で使用しているので、作ったものはその場で解体して箱に戻さないといけません。作ったものでしばらく遊びたい息子にとっては、それが不満でした。
また、当時は習い事を増やせないほど平日の予定が詰まっていたため、物理的にも難しく。さらに、保護者である私もプログラミングに興味があったので、教材を購入して一緒に楽しもうと考えたのです。
LEGO® educationとKOOV®の違いを教えて
LEGO® Educationこのコースは大きく分けて「ベーシック編」と「標準編」に別れます。「ベーシック編」はプログラミング初心者にもわかりやすいビジュアルプログラミングとSPIKEベーシックというキットを使います。推奨年齢は小学2〜5年生。「標準編」は、より多彩な表現が可能なSPIKEプライムを使います。推奨年齢は小学3〜6年生。
LEGO®を使うので、LEGO®好きな人は抵抗なく始められます。また、一般のLEGO®ブロックと互換性があるのもうれしいポイントです。
専用のアプリを開くと、ブロックの組み立て方のインストラクションにアクセスできます。
手順に沿って組み立てたら、紙の教材と睨めっこしながら、プログラミングを組んでトライ・アンド・エラーしつつ学んでいきます。
プログラミング方法も選択可能。息子は「ワードブロック」を選びましたが、その他に「アイコンブロック」や「PYTHON」もあります。
受講者用の教材の他に、保護者用の教材も届きます。難易度的に、保護者が答え合わせやサポートをしてあげた方がいいでしょう)。
KOOV®KOOV®は、ユニークな形状をしたポップなカラーのブロックで、凹凸を覚えたり理解したりしながら組み立てていきます。難易度は、初心者から標準までをカバーしていると感じました。
こちらもLEGO®同様に紙の教材とタブレットを使って学びます。しかし、紙の教材はけっこうあっさり目。保護者用ガイドも同様です。では、どうやって子どもをサポートするのか?
こちらは、LEGO® education以上にアプリが充実しています。ブロックの組み立てのコツは、子ども自身がゲーム感覚で学べます。
また、ワードブロックでプログラミングを組み立てるにしても、例がすでに表示されているなど、可能な限り子どもが自分の力で考えられるサポートがアプリの中にあるのです。
また、他の生徒さんがどんな作品を作っているのかもアプリ上に表示されるので、創作意欲が刺激されます。
保護者のサポート量は?
LEGO®とKOOV®の比較で言えば、LEGO®の方が保護者のサポートが必要です。それは、教材に生徒用と同量の保護者用テキストが同梱されてくることからも理解してもらえるでしょう。
LEGO® educationを受講した我が家の場合は、率先して遊んだのは最初の数週間だけ。難易度が上がると、ほとんど触らなくなりました。しかし、息子が遊んでくれなかったのは、筆者のサポートが不足していたから。保護者ガイドと睨めっこしながら一緒に取り組んだら、意欲が出てきたみたいです。
一方で、KOOV®の保護者用ガイドのボリュームは少なく、アプリでのサポートが充実しています。アプリに従えば子どもだけでも進められそうだと感じました。
どんな人におすすめ?では、これらのコースはどんな家庭に向いているのでしょうか?
「Z会プログラミング講座 with LEGO® Education」・とにかくLEGO®が好きなお子さん
・お子さんと一緒に、積極的にプログラミングを楽しみたい保護者の方
「Z会プログラミング講座 みらい with ソニー・グローバルエデュケーション」(KOOV®)
・あたらしいものに興味があるお子さん
・2年かけてしっかり学びたいお子さん
・保護者のサポートはそこそこに、お子さんだけでもある程度のことをやってもらいたい保護者の方
大人が触っても楽しい?
楽しいです。以前、姉妹メディアのライフハッカー[日本版]に「子ども用プログラミング教材を大人がやってみたら、問題解決能力が向上して良いことだらけ!」というタイトルで記事を書いたくらいに。
そもそも、なんで今の子どもたちはプログラミングを習うのでしょう? その理由のひとつが「プログラミング的思考(論理的思考力)」を身につけるためなんです。
論理的思考力なんて、大人でも身につけたくありませんか? 筆者は身につけたいです。だから、筆者は息子が遊ばなかったときに頻繁に遊んでいました。もともとパズルや問題を突き止めて解決するのが好きだったので、プログラミングは少し高度なおもちゃのよう。うまくいかないからと癇癪を起こしても仕方がないこともわかりますし(もっと早くわかっておけという話ですが……)、今の子どもたちが何を学び、将来どんな大人になっていくのかを理解できて興味深いです。
プログラミングの塾に通わせるとなると保護者は参加できませんし、Z会のプログラミング講座を受講した暁には、ぜひ保護者の方にも触ってほしいです。安いとは言えない受講料ですが、考え方によってはお得だと感じました。
Z会プログラミングシリーズ 詳しくはこちら !function(t,e){if(!t.getElementById(e)){var n=t.createElement("script");n.id=e,n.src="https://araklet.mediagene.co.jp/resource/araklet.js",t.body.appendChild(n)}}(document,"loadAraklet")
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