関連本や雑誌の写真やイラストで、印象的だったのはローラークラッシャーハットと長い杖でした。
しかし、富士登山の木製の金剛杖以外の杖は使わなかったですね。
日頃私が親しんでいる、高低差があるショートトレイル向きではないと思っていました。
伸び縮みする軽量のトレッキングポールが発売されても、私は必要ないと思っていました。
きっかけは体力、頼もしいポールです
体力低下を実感した三年前からトレッキングポールを使い始めたのですが、馴れると実に頼もしい道具です。
シンプルに歩くのが楽になります。
下りで膝や股関節などの弱い箇所を、意識的にカバーすることができます。
手頃な棒を持っていることで、単独行の不安が和らいだりもします。
ケモノの気配が濃厚な時など、結構頼りにしています。
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アルパインカーボンポール アンチショック
モンベル アルパインカーボンポール アンチショック 税抜7,800円
私が使用しているのは、「モンベル」の「アルパインカーボンポール」です。
使用時のシャフト全体にかかる負荷を検証し、各段ごとに強度を最適化することで軽量化と強度を向上させた、片側約200gのポールです。
内蔵スプリングによる衝撃吸収システムを搭載しています。
3本継ぎで、縮小時は63cm。 使用時の00長は、105~130cmです。
まずはサイズの調整
サイズの調節は大事です、肘の高さ程度に調整するのが良いようです。
登りでは少し短め、下りでは前方(の斜面の下側)に杖をつくので、長めにするなどと言われています。
しかし使いやすいサイズは人それぞれなので、お好きなように調整してください。
安全のために、格段のスクリューをしっかりと締めましょう。
プロテクターは重要
ポールの先端は石突きと呼ばれ、硬い金属ビットが付いています。
特定の条件下での安全確保に重要なものですが、ほぼ使いません、アイスバーン専用ですかね。
この硬い先端が、山道や植生に結構なインパクトを与えてしまいます、通常利用では必ずプロテクターをつけて使いましょう。
以前使っていた外国製のポールは、このプロテクターがなくなっていたことが何回かありました。
モンベルのポールでは、ポール先端の金属製の突起がプロテクターに引っかかり、脱落するのを防いでくれます。
3年間使用し1度もなくしてません、これは本当に嬉しい。
残念なところ:次の日腕にも筋肉痛が
馴れるまでは、腕が筋肉痛になったりもします。
馴れるまでは少し時間がかかりますが、足腰への負担は確実に軽減されますよ。
私のオススメは、膝、股関節、腰をカバーするために段差のある下り時、前方に2本のポールをついて着地時に体にかかる荷重を分散する方法です。
このような使い方をすると、内蔵スプリングにより手首にかかる負担も軽減されます。
マルチに使いこなそう
ポールの重量は2本で400gです。
荷物の軽量化に腐心している者としては、400gの装備というのはかなりのウェイトですが。
足腰の負担軽減を図りたい方は、ぜひ導入して見てください。 本当に楽ですから。
しかし少し考え方を変えて、例えばテントのポールとしても使うとか……。
テントの前室用のミニタープのポールとしても使うなど、マルチな役割を作るのも良いですね。
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