こんなイケアもありですか?
たくさんのコラボが発表されている今年のDemocratic Design Days。
中でも、目を引くのがスウェーデン出身の世界的アーティスト、PER B SUNDBERG氏とのコラボです。
めくるめく摩訶不思議なイケア
「え、これがイケア……?」
思わずそう口にしそうになるこのコラボレーション。
中国製の陶器のようなものもあれば、
クラゲやキノコをモチーフにしたようなクッションもあります。いやはや、まさに異色 of 異色。
中国やベトナムを旅する中で得たイメージが反映されているそうですが、こんなイケアは見たことがありません!
PER B SUNDBERGに聞いてみた
とはいえ、どのような意図があってのこれらの作品なのでしょう?
PER B SUNDBERG氏に直接聞いてみました。
なぜドクロのモチーフを採用したのでしょう?
僕はずっとドクロのモチーフに取り組んできたんだけど、このドクロも「死」を表すために作っているわけはないんだ。
それよりも、「生」を表現したい。例えば、このドクロの頭には植物を植えることができる。
それが育つ過程を見ることで、死はあっても、生命自体は永遠に続いていくことを表現したかったんだ。
その思想には、中国や日本的な感性が反映されている気がしますが、それは旅の影響でしょうか?
氏のデザインした絨毯
う〜ん、かもしれないね。自分でもよく分からないけど(笑)
ーー他にも中国やベトナムからインスパイアされた部分はありますか?
インスパイアって新しい土地がもたらすと思うんだけど、どちらかと言うと現地職人の手仕事に影響を受けたかもしれない。
僕もクラフトマンだからね。
イケアとコラボすることによる一番大きなインパクトはなんでしたか?
価格かな。いつもは工房に1人こもってじっくり作ることが多いから、どうしても価格が上がってしまう。
でも、イケアと一緒にやればたくさん作れるから、多くの人に僕の作品を手に取ってもらえるからね。
部屋のアクセントに
作品が数十〜数百万で取引されることも多く、世界中の美術館で展示も行われているPER B SUNDBERG氏。
彼の作品は一見不思議で、時にグロテスクな一面もありますが、その裏には生命へのまざざしや、アジアの職人へのリスペクトが見えました。
コーディネートは難しいかもしれませんが、部屋のアクセントにお1つ、いかがでしょうか?