音声翻訳デバイスといえば、発話者の言葉は翻訳できても、相手の言葉は翻訳できない、一方通行なものが多い印象があります。
つまり、レストランの料理を指して「これはなんですか?」と質問を翻訳してもらっても、相手が答えた現地語は翻訳してもらえないから分からない。
例えば、「Это вареная говядина с вином(牛肉のワイン煮です。)」なんて返されても、困り顔で「ありがとう」しか言えません。
でも、このデバイスはその壁を超えたのです。
使い方も超カンタン
クラウドファンディングサイトMakuakeですでに目標金額の5倍を集めた「IU」は、手のひらで20言語を翻訳してくれる音声翻訳デバイス。
「I(わたし)」ボタンと「U(あなた)」ボタンにそれぞれの言語を登録し、ボタンを押しながら交互に話すだけで、お互いの音声を翻訳することができます。
開発者がこだわりぬき、プロトタイプの完成に2年の歳月を費やした「IU」、サイズは3cmx3.5cmと手のひらサイズで、デザインもシンプル。
ポケットに忍ばせていつでもどこでも、カジュアルに使えそうです。
気になるのは速度だけ?
ただ、万能の神アイテムとはいかないようで、実際の使用シーンを見てみると、翻訳に少し時間がかかっています。
秒数からすると、大体5秒くらいでしょうか。雑談で盛り上がれるようなスピード感には、残念ながらまだ遠いかもしれません。
ただし、海外旅行や観光客とのコミュニケーションの場面などで、事務的なやりとりには十分な性能かもしれません。
ポータブルスピーカーにもなります
言語の登録も、スマホアプリで選択するだけなので簡単。
さらに、翻訳機として使わないときは、ポータブルスピーカーに早変わり。場所を選ばない活躍で、手放しがたいアイテムですね。
カラーバリエーションはホワイト、ブラック、ピンクの3種類。
旅行好きの方は、ぜひチェックいただきたいアイテムです。
IU 【Makuake】