これからの季節、クリスマスプレゼントや年末年始の帰省で、こどもたちのおもちゃがどんどん増える。この機会に、こどもと持っているおもちゃの見直しをして、スッキリ上手に収納する方法を、整理収納アドバイザーのやまだくみこさんに伺った。

やまだくみこ
3人子持ちの整理収納アドバイザー。こどもがいてもスッキリ簡単に片づくお部屋作りを日々模索。お片づけからはじまったシンプルライフを楽しみながら、世のおかたづけ親子バトルをなくすために活動中……

おもちゃ収納の土台には、成長に合わせてフレキシブルに使える収納ケースを

おもちゃはこどもの成長に合わせて変化するし、質も量も変わる。小さなときはおままごとや積み木のようにかさばったり、さらには室内ジャングルジムのような大型のおもちゃも多いが、小学生にもなると、ゲーム機やカードゲームなど場所を取らないものに変化していく。

そのため、おもちゃの収納用品に高価なものを用意するよりも、安価で応用のきくものを使うことをオススメする。

そこでニトリのカラーボックスや、IKEAの収納ラックに100均の収納ケースなどをつかった収納がおもちゃにはピッタリだ。変化するおもちゃに合わせた収納に対応することができる。

カラーボックスカラボ 3段(WH)
幅41.9×奥行29.8×高さ87.8cm 1,190円(税込)
ニトリネット

我が家で使っているのはニトリのカラーボックス。棚板部分も可動式なので、棚の高さも調節できるし、横に寝かせたり、成長に合わせてフレキシブルに使えるのでオススメだ。


はじめはおもちゃ収納に使っていたカラーボックスも、こどもが小学校に入学してからはランドセルや学用品を収めるラックとして使っている。


我が家の末っ子のおもちゃ収納に使っているのも横に倒したカラーボックス。大好きな恐竜のフィギュアをディスプレイし、棚部分におもちゃを収納している。完成したレゴや、工作で作ったものなど、すぐには解体したり捨てたりしたくないものはここに飾ることができる。

ただし、ディスプレイ収納はある程度きちんと並べることをルールに。そうすることで、乱雑にならず、インテリアの一部となるように工夫している。

ホームセンターなどで売っているプラスチック製の手頃な引き出しも便利だ。ワンジャンル1引き出し、投げ込み収納にすると、こどもも簡単に片づけることができ、引き出しさえしめれば部屋はスッキリする。

おもちゃ別収納例。収納グッズは100均で

レゴやブロックはどうやって使っているかをよく見極める


設計図通り、シリーズで組み立てるのが好きな子には、100均のファイルケースを使ったテーマ別収納がオススメだ。ファイルケースのまま持ち歩けて、広げてその上で組み立てられるのでとても効率的。


好きなパーツを使って独創的に作るのが好きな子は、ボックスにひとまとめにしてしまおう。ある程度成長してくるとパーツや色別収納がオススメだ。特殊なパーツは100均の仕切りケースなどを使って分けておくとこどもも見つけやすく便利。

ただし、あまり細かすぎると戻すのが面倒になってしまうので、こどもの性格に合わせた仕分け方をすると良いだろう。

よく遊んで見栄えのいいものは並べて飾る収納に


トミカやプラレール、フィギュアなどは整然と並べると絵的にカッコよさがでることもある。こどもは並べるのが大好き。よく遊ぶモノならば、並べておいても埃がかぶることもないので、収納せずにあえて並べて飾ってしまうのも手だ。

既存のケースから取り出して収納


組み立て式のおもちゃで、その中に収納できるようになっているおもちゃがある。たとえばリカちゃんハウス。紙製のおうちに家具を収納できるようになっているが、入れ方が決まっていて、それ通りに入れないと納められないことも。

ならば思い切って既存のケースに入れず、別に収納してしまおう。

この年末、新しいおもちゃがやってきても、スッキリとしたお片づけのできる新年を迎えたい。

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