2017年11月29日(水)から12月25日(月)まで、東京池袋の池袋西武本店にて、「フィンランドデザインポスターフェア&2017X’mas北欧マルシェ」が行われている。
今回の見所は、フィンランドのグラフィックデザイン界を代表する巨匠アーティスト、エリック・ブルーンの1950-60年代に製造された希少なリトグラフ印刷の初版オリジナルポスター作品や、直筆サイン入りリトグラフ作品の展示だ。
現在、初版オリジナルのリトグラフ印刷版で、購入可能なものは、世界中で数枚のみ。今回のポスターフェア開催にあたり、フィンランド、ヘルシンキにあるエリック・ブルーン事務所の協力を受け、展示及び限定数での予約販売が実現した。
ここで、エリック・ブルーンを紹介したい。
フィンランドの中央芸術学校卒業後、広告業界でグラフィックアーティストとして活躍。1953年からはフリーランスで、長きにわたり数々の名作を生み出した。
ブルーンは、長いキャリアの中で街角に貼られるポスターアートに特に情熱を傾け、「ポスターは見る人を笑顔にしなければならない」「良いポスターデザインはトラムで通り過ぎる乗客たちにさえメッセージを届けることが出来る」をモットーに、思わず見る人が笑顔になってしまい、一瞬で人の心を魅了することができるデザインを目指す。
ブルーンがリトグラフ技法で培った抜群の描写力、細密画のような表現力は、彼の多くの作品に見ることができ、作品が持つ独特な雰囲気につながっている。現在91歳になるブルーンは、まだまだ意欲的な創作活動を愉しんでいる。
1974年、自然保護協会の依頼で作成された「アザラシ」のモチーフのポスターは、エリック・ブルーンの代表作で、世界中の人々に愛され続けているアザラシだ。
今回はその他にも、フィンランドの国民的飲料JAFFAとのコラボレーションで生まれたポスターや、フィンランドの魅力を最大限に訴える復刻版ビンテージ旅行ポスターなど、30余点の作品を展示予定(展示枚数は予定数)。ポスターデザインを通して、フィンランドの100年の歴史やライフスタイルを知ることができる貴重な北欧フェアになる。
同時開催としてフィンランドのたくさんのインテリア・キッチン・生活雑貨、ビンテージ家具が販売され、インテリアコーディネートの参考にも。
開催場所: 池袋駅・西武池袋本店 7階 インテリアフロア開催期間: 11月29日から12月25日
(平日10時から9時、日・祝日10時から8時まで)
後援 : フィンランド大使館 商務部
URL : http://www.ditt-datt.com/news.php#ikesei201711
特設オンラインショップ: https://finsata.theshop.jp/
今回のフェアではポスター作品と共に、「アザラシ」ポスターの初版リトグラフ作品(エリック・ブルーン本人の直筆サイン入り、限定数番号入り)も公開。
会場では1枚のみ展示販売し(会期終了後渡し)、その他限定数での予約販売を特設オンラインショップ「フィンサタ」で行う。
予約期間はフェア開催と同日の11月29日(水)から12月25日(月)で先着順に受付、完売次第受付終了。
[フィンランドデザインポスターフェア&2017X’mas北欧マルシェ]
写真提供:Bruun Design Oy、Ilpo Musto© 2016
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