都市としての人気が年々増し、それに伴い住宅価格もすごい勢いで高騰しているポートランド。ポートランド中心部からちょっと離れた郊外に家を持つ人も多い。
そんな郊外に住むMartin夫妻は、都市の喧騒から離れた静かな環境と、2人の個性豊かな家の中で、日々の生活を穏やかに楽しく過ごしている。
名前:Eduardo & Madealine Martin職業:退職済み(ふたりとも元米軍勤務)
場所:Aloha, Oregon, USA
面積:約148.6平米(スタジオ部分)
家賃:非公開
築年数:築23年
お気に入りの場所
Eduardoさんの書斎奥さんのMadealineさんとふたりで、1日の多くの時間を過ごすというこの書斎。「オカルト」がテーマのEduardoさんの書斎には、お面などのアイテムがたくさん置かれている。読書家のEduardoさんはさまざまなジャンルの本を集めていて、この日紹介してくれたのはギリシャ神話にまつわる本。
「居心地がよくて、1日中ずっとここにこもっていることもあるんだ」(Eduardoさん)
日本のアイテムも
以前仕事で韓国に住んでいたことがあるEduardoさんは、アジアの文化に興味がある。今集めているのは神社関連のアイテムで、日本に行ったことがある友人などから、神社アイテムをもらって部屋に飾っていた。
ネオンライトの照明
ユニークなアイテムや書籍だけでなく、照明にもこだわりがある。照明はネオンライトにもなるので、ちょっとオカルトな雰囲気を演出してくれる。ネオンライトのなかで、ふたりで一緒にゲームをプレイすることもしばしば。
ヨーロピアンな雰囲気のリビング玄関を入るとすぐに目に入るのが、ゆったりとしたリビング。Martin夫妻は各部屋ごとにテーマを持っていて、この部屋は“リラックスできる、木目調のヨーロピアンな空間”だそう。大きなソファ、テレビ、ビーンズバッグ。このビーンズバッグは大きいだけでなく、とても座り心地がよくて、私もうっかり寝てしまいそうになった。
ちらほらと変わり種インテリアがあるのも、リビングのコーディネートのポイント。騎士を彷彿させるインテリアや猛獣を思わせるラグなど、ユニークなインテリアは来客者を楽しませてくれる。
広々としたダイニングこだわりのバーカウンターが置いてあるダイニング。料理好きなMadealineさんが広々としたキッチンで料理をしている間、Eduardoさんがカクテルを作る。毎朝ふたりでお茶を飲むのが日課で、ダイニングからふたりの1日は始まる。
家庭菜園を楽しむ庭ダイニングと寝室から直接繋がっているのが、Madealineさん自慢の庭。ここに引っ越してから、いろいろな野菜を育て始めたMadealineさんは、枯らすことなくたくさんの野菜を収穫すべく、日々念入りに手入れをしているそうだ。
「緑が感じられて開放的だから、ストレス発散にもいいし、すごく楽しい趣味になってるの!」(Madealineさん)
この部屋に決めた理由
部屋の数と家の大きさを第一に考えて、物件を決めたMartin夫妻。また、ポートランドの郊外都市であるBeaverton(ビーバートン)の中でも安全な場所にあったというのも大きなポイントだそうだ。
「緑が多くて安全で、素敵な公園が近くにあったのが決め手かな。あとはいろいろな店に近くて、交通の便がいいのも理由のひとつだね」(Eduardoさん)
残念なところ
特にないけど、まだまだリフォームしたい!不満は特にないMartin夫妻だが、強いて言うなら、ダイニングの壁の色を変えたり、いつかはアイランドキッチンに変えたい思いがあるそうだ。
お気に入りアイテム
サメのボウルMadealineさんのお気に入りは、サメのボウル。ThinkGeekで買ったもので、ぱっくり開いたサメの口にキャンディなどを入れて使っている。
Skull propsEduardoさんのお気に入りは、Zane Wylie氏により製作されたスカルプチャー。存在感が印象的なアイテム。
暮らしのアイデア
とにかく居心地のいい空間を作る心地よさを最も重視したベッドルーム
1日の多くを家で過ごすふたりは、とにかく居心地のいい空間を作るためにいろいろと工夫している。部屋ごとにテーマを設けたり、お気に入りのアイテムを集めたり。快適な暮らしのために、ストレスレスで心地よさを重視しながら、家具や雑貨を決めているそうだ。
これからの暮らし
「今後は庭にグリーンハウスを作って、もっと本格的な家庭菜園をしたいと思ってるんだ。あとは、バスルームにスパを付けたりしたいな。これから本格的にゲストルームを作ったり、まだまだやることはいっぱいあるよ」(Eduardoさん)
とにかく快適な空間だったMartin夫妻の家。暮らしの充実ぶりが部屋の隅々から伝わってくる家で、自分の個性を表現したこんな素敵な家にいつか住んでみたい! と願わずにはいられなかった。