旅先での楽しみのひとつが、地元のスーパーや市場に行くことという人は多いと思う。その土地ならではの食材や活気のある市場は、見ているだけでももちろん楽しい。けれど、地元の買いもの客のように、実際に食材を購入してみんなで料理ができたら……旅はまたひと味違ったものになるだろう。

「暮らすように旅する」をテーマに事業を展開するAirbnbは、これまでの旅とは異なる体験がしたい人に、世界中でどんどん支持されている。その魅力のひとつが、キッチンで料理ができること。

コウ・ケンテツさん

今回、Airbnbが料理家コウ・ケンテツさんとコラボレーションし、旅先で簡単に作れる“旅ごはん”を発表。鎌倉で開催したイベントの様子とともに、料理を楽しむ旅の魅力を紹介したい。

世界65,000以上の都市にどんどん広がる、Airbnbを使った旅

Airbnbは、世界191ヶ国65,000以上の都市で人と人とをつなぎ、ユニークな旅行体験を叶えている。日本でも最近は「民泊」という言葉が広がり、そこに暮らすように旅をする宿泊スタイルが少しずつ浸透してきているのを感じる。

Airbnbで提供している部屋は、キッチンがある場合が多く、中でもアジア太平洋地域のリスティングの約80%はキッチン付き。

今回は、鎌倉にあるAirbnbリスティング「Simple House」で、料理を楽しむ新しい旅の体験イベント「Airbnb×コウケンテツ」が行われた。

30分以内で簡単に作れる、コウ・ケンテツさんによるレシピ

コウ・ケンテツさんは旅好きとして知られ、旅先で出会った各国の家庭の味を追及している。家族旅行では、ほとんどの場合キッチン付きの宿に泊まるのだそう。

日常では食事の時間を短縮しがちですが、旅先ではゆっくりリラックスして食事を楽しみたいですよね。地元のおいしいレストランも魅力的ですが、家族や友人と一緒に、地元の食材を選んでお料理をし食卓を囲むことはとても贅沢な時間です。料理を通してコミュニケーションを取ることで、いつも以上に会話が弾み絆もぐんと深まりますよ(コウ・ケンテツさん)

また、コウ・ケンテツさんはいつも旅先に着いたらまず市場へ向かうそうで、とても印象的な話をしてくれた。

世界のどこの、どの季節にいるのか、地元の食材で料理するとわかるんです。料理をして、それを食べて、はじめて旅が完結する。そんな気がしています(コウ・ケンテツさん)

なるほど。地元の人に混ざって買い物をし、料理をし、それを食べることで、その土地のことがより深く自分の感覚に刻まれるのかもしれない。

しらすのひと口ポテトコロッケ
鎌倉野菜の味噌ビーフシチュー
白身魚と鎌倉野菜のソテー(料理製作はすべてスタジオコーディ)

今回、30分以内で調理ができる、鎌倉野菜やしらすを使った料理3品をデモンストレーションしてくれた。

「コロッケは衣を付けない」「ビーフシチューには味噌を足して手軽にコクを出す」「魚は焼き過ぎない」……などすぐにでも真似できるポイントがたくさん。どれも思ったよりも簡単で、旅先で家族や友人、子どもたちとワイワイ楽しみながら作れそうだ。詳しいレシピはAirbnbのWebサイトにて。

観光目的だけでなく、Airbnbを使う

旅行というと有名スポットを地図片手に巡る「観光」がメインと考えがちだが、Airbnbはそんなスタイル自体を変えるのかもしれない。

友人何人かで大きいヴィラを借りて、到着したら地元の市場へ買い物へ行き、みんなで料理をしながらゆっくり食事を楽しむ。地元の人に、おすすめの食材を聞いて買いものをしてみる。

また、子どもと一緒だと毎日外食というのも難しい。それならこの機会に、子どもと一緒にキッチンに立って、料理を楽しんでみるのもいい。

また、もしどこかへ移住したいと考えているのなら、気になる土地にAirbnbを使って数日滞在してみるのもいいかもしれない。きっとその土地と深くコミュニケーションし、暮らしを疑似体験できるはず。

暮らしにこだわるROOMIE読者なら、ゲストとして借りるだけではなく、ホストとして貸す側になるというAirbnbの使い方もありそうだ。Airbnbでは、宿泊だけでなく料理や山歩きなど得意分野を活かして「体験」のホストになることもできる。

ひとくくりにはできない、さまざまな「旅」の形を提案してくれるAirbnb。日本国内でもリスティングや利用者、体験できることが続々と増えているので、住んでみたいあの街で利用してみてはどうだろう。

コウ・ケンテツ氏とのコラボレーションによる旅先で簡単に作れる “旅ごはん” を発表[Airbnb]

写真提供:Airbnb

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