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ひと切れごとに絵柄が変わる。170年以上続く老舗和菓子屋が作る、ファンタジックな羊羹

2017/10/11 20:30 投稿

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「羊羹」と聞くと、畳の部屋で渋めのお茶をすすりながら…というように、どうみても和菓子のイメージが強い。

ところが、そんなイメージを覆す『羊羹ファンタジア』をご存知だろうか?菓銘を『fly me to the moon』というネーミングからしてもわかるように、とてもファンタジックで和菓子とは思えない羊羹だ。

170年以上続く老舗の覚悟とセンス

安土桃山時代から茶道文化が始まった福島県会津地方にある、幕末の1848年に創業された和菓子店「長門屋本店」は、震災後「店をたたもう」と悩んだこともあった6代目夫妻が「積極的に新しいお菓子づくりをしていきたい」と、前を向いた結果でき上がったという思い入れの強い羊羹だ。

また、パッケージは福島出身の日本画家舛田玲香さんの描き下ろしで、ここにも福島に対する愛が伺える。

ひと切れごとに変わる絵柄

ホールケーキのように、切り分ける楽しさをより味わっていただけるよう工夫したというこの羊羹の注目すべきところは、ひと切れごとに変わる絵柄。

三日月の景色のときには止まっていた青い鳥が、だんだんと羽ばたき、月は満月になっていくというストーリー性が見事に計算されている。

羊羹を切る度に絵柄が変わり、鳥が羽ばたき月が満ちる物語。シャンパンやドライフルーツを使った軽やかで華やかな味わいは、従来の羊羹とは違いコーヒーや紅茶、洋酒などとも相性抜群。

ロマンチックなジャズをBGMに、切る度に増える幸せなひとときを味わいたい。

fly me to the moon 羊羹ファンタジア [長門屋本店]

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