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ベッド下からトランポリン。光のあふれる一室で暮らす、広告代理店勤務の女性(駒場東大前)|みんなの部屋

2017/08/09 07:30 投稿

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人気連載「みんなの部屋」vol.82。部屋づくりのアイディア、お気に入りの家具やアイテムなどの紹介を通して、リアルでさまざまな「暮らしの在り方」にフォーカスする。

「よく『セレブなところに住んじゃって』と言われるんですけど、大学が近くて学生向けの物件も多いから、スーパーの値段も庶民的なんですよ。これぜひ書いておいてください(笑)」

そう笑うのは、広告代理店に勤める村山さん。

会社のデスクまで20分で行けるという、駒場東大前駅と代々木公園駅の中間にあるマンションの一室にお邪魔した。



名前:村山佳奈女さん
職業:広告代理店勤務
場所:東京都目黒区
面積:30㎡
家賃:10万円
築年数:17年

玄関を入ると、まずは変わったお部屋の構造にびっくり。

写真左側が玄関とキッチンへと繋がる廊下。そして右側が居住空間になっている。

村山さんはこのキッチンへと繋がる廊下をスチールシェルフで仕切り、本棚として活用。

そしてこちらが居住スペース。

ナチュラルな風合いのコーディネートでまとめられ、日当たりが気持ちの良いお部屋という印象だ。

この部屋に決めた理由

「私の希望が全部叶えられている部屋だったんです」と村山さん。その希望とは「窓が多く、お風呂にも窓がある」「ベランダがある」「ガスコンロ2口」というもの。

このお部屋に入って真っ先に感じた、日当たりの気持ち良さ。それは村山さんのこだわりのひとつだった。

そして窓へのこだわりには理由がもうひとつ。村山さんは冷房が苦手なため、自然風が吹き抜ける風通しの良い部屋に住みたかったのだとか。確かにこちらのお部屋、リビング部分だけでなくベッドにも窓があり、なんとも開放的。


玄関にもキッチンにも窓がある。こんなに窓の多い物件はなかなか珍しい。

ちなみにこちらのカーテン、なんと自作。

「良いものが見つからなかったから、ユザワヤで布を買ってきて、自分で縫いました」

窓へのこだわりは、カーテンにも及んでいる。

残念なところ

玄関備え付けの靴箱

「この靴箱は奥の方で靴が引っかかってしまって使いにくいし、大家さんに『捨ててもいいですか?』と聞いたら『ダメ』と言われたものです。そりゃそうですよねって感じなんですけど(笑)」

とはいえ、この靴箱、確かに玄関にはみ出して邪魔な印象。他には「お風呂がちょっと狭い」「動物を飼えない」「内装に生活感がある」というところが不満点だそう。

お気に入りのアイテム

オランダ・アムステルダムで購入したランプ

「オランダに旅行した時、フリーマーケットで見つけて気に入ったので、解体してリュックサックに入れて背負って持ち帰りました(笑)!」

ランプの形をフレームで描いたような、ちょっと変わったデザインの照明。光源はLEDで、存在感がある。

暮らしのアイディア

トランポリンをベッド下に収納!?

「暮らしのアイディアとお気に入りアイテムがありました!」と教えてくれた村山さん。何やらベッドの下に手を伸ばして引っ張り出した。

なんと……トランポリン!

知り合いの家にあるのを見てAmazonで購入したのだそう。

「『Fitbit』というウェアラブルデバイスをつけて友だちと歩数を競っているんですけど、帰宅して歩数が足りない時はこれでチートしてます(笑)」

このトランポリンを収納するために、無印良品の脚付きマットレスの脚部を長いものに変更したのだそう。試しにトランポリンで遊ばせてもらたところ、意外にも振動がほとんどなく静か。これなら階下を気にせず飛び跳ねることができそうだ。

お気に入りの場所

村山さんが部屋で過ごす3スタイル

「リビングのテーブルで仕事をしているか…」

「ベッドの上でゴロゴロしているか…」

「トランポリンで跳ねているか、ですね(笑)」

これからの暮らし

「自分の希望が全てかなっているお部屋」と教えてくれた村山さんだが、なんと来年に引っ越す計画を立てているのだそう。

「実家が東京ということもあって、東京の西側は制覇できた気がしていて。次は東東京に住みたいんです。そのあとは、地方に広い家を持って二拠点生活ができたらいいなと思っています」

「それと次の部屋ではテレビじゃなくてプロジェクターにしたいですね。

お部屋の主役みたいになっちゃうのが気になっているし、プロジェクターの方が目にも優しいみたいなので」

一見ナチュラルで普通のお部屋のようでいて、実際は窓がものすごく多かったり、トランポリンがあったりと、かなり変わったお部屋に住んでいる村山さん。

でも、そんな理想の条件を叶えたお部屋にも執着せず、次はこれまでに住んだことのないエリアへの引越しを考えているそう。お部屋へのこだわりと、冒険心の両立。それがもしかしたら新しい暮らしかたなのかもしれない。

Photographed by Yutaro Yamaguchi

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