そんな人のために、ちょっと風流を感じられるうちわを紹介したい。
すべてが手作りの極上うちわ
最近はコマーシャルでも見かける水うちわ。家田紙工が美濃手漉き和紙の雁皮紙にひたすらこだわり、天然素材を使用しすべて手作りで仕上げた極上のうちわだ。
雁皮紙とは、文字通り雁皮と呼ばれる植物の皮を使って漉く和紙で、手漉き和紙で一般的に使われる「楮(こうぞ)」よりも細く繊細な和紙。強く、均一かつ透明感のある和紙に仕上がるという、水うちわに最適なのだ。
透明感に加えて水に濡れても破れない強さを出すために塗られている特別なニスは、世界的に有名なバイオリンや、マーブルチョコレートなどの表面にも塗られているのと同じもので、口に入れても安全な天然ニスだ。
水しぶきで涼をとる
岐阜・長良川の鵜飼を始めとした川文化から、水につけて気化熱で涼むという方法で涼をとったことから生まれたもので、濡れたうちわを扇いだ時に飛ぶ水しぶきを楽しむ風流な遊びも味わえる。
小判形と小丸の2サイズ
小判形と少し小振りなサイズの小丸を展開しており、選ぶのに困ってしまうほど柄は豊富にある。オリジナルのみならず、さまざまな会社とコラボレーションされたデザインもあり、見ているだけでも楽しめる。
私も2つ持っていて、購入当時その風流な出で立ちに一目惚れをしたのだが、正直、あまりの高額な値段に驚いた。でも友人が持っていたものを実際に使ってみると、水にくぐらせて煽いだときの涼しさにまた驚いた。微かな水しぶきがとても冷たく、涼しさを感じられるのである。
三越銀座店や三越日本橋本店などの百貨店に加え、WEBショップでも販売中。日本の良さを感じずにはいられない誇れる一品で、風流な夏を味わってみるのも良いのではないだろうか。
水うちわ小判形:¥7,560(税込)〜
サイズ:縦345mm 幅174mm
※別売りで専用の紫檀台座あり(セット販売もあり)
小丸 :¥4,320(税込)
サイズ:縦235mm 幅120mm
※専用の台座がセット