焦げついた鍋底はもちろん、木のまな板やざるを洗う際にも欠かせないたわし。その元祖である「亀の子束子」をつくる亀の子束子西尾商店が今年で創業110周年を迎える。これを記念してBEAMS JAPANでは、6月7日(水)から亀の子束子の110年ポップアップストアが開催される。
日本の三大発明のひとつ“たわし”の元祖
明治40年に東京の本郷砂町で創業した「亀の子西尾商店」。それまで洗浄道具といえば藁や縄を束ねただけのもろいもの。棕櫚(しゅろ)繊維を針金で巻いた丈夫で長持ちする「亀の子束子」は、「洗い方」まで変える発明だったという。創業当時からその製造方法はほとんど変わることなく受け継がれている。
木のまな板や蒸篭など昔ながらの道具に関心が集まる昨今、お手入れに使われる「たわし」の価値もまた見直されている。定番品に加えてさまざまな素材や形状のたわしを世に送り出すなど、現在のキッチン事情に合わせた商品づくりを試みる亀の子束子西尾商店の効力も大きいだろう。
最近は「亀の子スポンジ」も人気だ。創業から現在までの歩みは、亀の子束子の110周年の沿革を覗いてみよう。
亀の子束子の伝統に触れる
今回の企画は、ユナイテッドアローズの生活雑貨レーベル「STYLE FOR LIVING」と連動して行われるもの。
店頭には限定コラボレート商品が並ぶ他、亀の子束子づくりを体験できるワークショップも開催される。詳細を見てみよう。
亀の子束子紙巻パッケージ歴代パッケージの中でも特に人気の高かった「紙巻」パッケージが限定で復刻。旧ロゴを配した赤と緑の2バージョンがあり、BEAMS JAPANでは赤ラベルのものが販売される。※緑ラベルはユナイテッドアローズでの取り扱い。
亀の子スポンジ2015年に販売が開始された亀の子スポンジ。今回の企画に合わせてビームス、ユナイテッドアローズ、亀の子束子の3社のブランドカラーで登場。各ブランド店舗でそれぞれのカラーを販売する他、3色揃えたスペシャルセットは各イベント開催店舗で購入可能。
亀ノート紙と紙にまつわるプロダクトを扱う「パピエラボ」(東京・千駄ヶ谷)が制作。亀の甲羅をイメージしてエンボス加工を施した表紙と背表紙には、亀の子束子と「BEAMS JAPAN」のロゴが活版印刷で刻まれている。
「たわし作り体験」ワークショップ職人と一緒に亀の子束子を製作するワークショップ。製作したたわしは持ち帰れる。
開催日程:2017年6月18日(日)14:00~/15:00~/16:00~/17:00~
開催店舗:BEAMS JAPAN 1F
参加費:¥1,000(税抜)
※先着予約制 ご予約は、BEAMS JAPAN 1Fまで TEL:03-5368-7314
※各回8名ずつ
100年以上も前から日本の台所道具を磨いてきた「亀の子束子」の伝統に触れ、BEAMS JAPANを訪れてみてはいかがだろうか。そして「たわし」はひとつあると本当に便利なので、まだ持っていない人はこの機会にぜひ使ってみてほしい。
亀の子束子の110年開催期間:2017年6月7日(水)~7月4日(火)
開催店舗:BEAMS JAPAN 1F
住所:新宿区新宿3-32-6
TEL:03-5368-7314
※UNITED ARROWS 原宿本店ウィメンズ館および亀の子束子本店、亀の子束子谷中店でも、同じ期間、同イベントが開催される。