近年ウイスキーコレクターは日本のウイスキーに高い関心があり、昨年、イギリスで開催されたオークションでは「山崎50年」が約876万円(62,600ポンド)で落札された。
4月5日(水)より、希少価値の高いウイスキーを専門に扱うオークションサイト「Whisky Auctioneer」にて、世界で最も入手困難とされるウイスキー「軽井沢」のコレクション290本が世界で初めて出品される。
2012年に閉鎖された「軽井沢蒸留所」は、メルシャンが長野県御代田町で運営していた日本で一番小さい蒸留所。閉鎖以来オフィシャルでの販売はないため、「軽井沢」シリーズは希少性と味わいが再評価され、世界的に人気が高いのだ。
今回出品される「軽井沢」の230本以上はシングルカスク(一本の樽から出したままの原酒)で、中でも極めて希少な50年熟成の「軽井沢1963」、48年熟成の「軽井沢1964」も含まれる。
2015年には「軽井沢1960」が国産ウイスキーとして過去最高額の約1,344万円(9万6000ポンド)で落札された。「軽井沢1960」を除いても、今回出品されるボトルの平均価格は約28万円(2,000ポンド)と推定されており、その中ではさらに高額で取引されているものも存在する。
何事もこだわり抜かれたアイテムや食べ物を消費していきたいとは思いつつ、「世界で最も入手困難」となるとさすがに難しいと思ってしまう……。
それでもなお! という人は、ぜひオークションに参加してみてはどうだろうか。
出品ボトル:軽井沢1960年、軽井沢1963 年、軽井沢1964 年、他軽井沢コレクション約290本オークション期間:日本時間:4月5日(水)午後6時~4月18日午前2時(中央ヨーロッパ時間(CET):4月5日(水)午前11時~4月17日午後7時) [Whisky Auctioneer]