この「Bee Eco Wrap(ビーエコラップ)」を作ったのは、オーストラリアのサンシャインコーストでサステナブルな生活を送るデヴァイン夫婦。
熱帯雨林に囲まれ、自然の多い土地で、デヴァイン夫妻は4人の子供たちと暮らしている。太陽光発電から生まれた電気のみで生活する家で、パーマカルチャーとバイオダイナミック農法を実践しているという、環境を考慮した暮らしだ。
デヴァイン夫妻の自宅は人里離れた森の中。そのため行政によるゴミの収集はなく、自分たちのゴミは自分で処理する必要があるという。そのためゴミを減らす工夫をはじめ、昔から伝わる保存方法を学び、プラスチックやビニールではなく自然に土へ還るものを作り出すことにした。
そこで作られたのが「Bee Eco Wrap」。はじめは家庭内のみの使用だったが、何年か経つうちに地元に広がり、さまざまな人々に使われるようになったのである。
素材となるコットン生地は、GOTSオーガニック認証(原料から製造までオーガニックであると保証する国際的な認証システム)を取得したものを使用。その生地にデヴァイン家の地元で持続可能な方法で採取したミツロウとコールドプレス製法のホホバ油、木の樹脂をブレンド。
天然の材料のみを独自のブレンドで製法し、繰り返し使えるフードラップができあがった。
その素材の特性上、包むときは手などの温度でラップが柔らかくなり、冷蔵庫に戻すと固くなるのだとか。
袋のように折り曲げたり、包んだりして使用することができるので、食材やパッケージによって使い分けることができる。
一般的なラップのように野菜の切り口を保護するときも使える。ただ残念ながら、電子レンジは使用できないのだそうだ。
さまざまな柄があるので、フードをラッピングして使うのにもピッタリ。オンラインショップでの販売のほか、徐々に取り扱い店も増えている。
価格は、Sサイズ(18×18cm)が税込864円、Mサイズ(27×27cm)が税込1,296円、Lサイズ(33×33cm)が税込2,160円、XLサイズ(43×43cm)が税込2,700円。通常のラップとの違いを出せるし、ピクニックなど外出するときにもよさそう。
キッチンに彩りを与えてくれるアイテムだ。
[Bee Eco Wrap]