なんともいえない艶と、よい加減にでき上がったトロトロの半熟卵……。ちょっと小腹の空いた夜食にもぴったりな親子丼は、お手軽に調理できる点も、時間のない現代人にとってはうれしい。

しかしいざ作ってみると、トロッと感やフワッと感を出したくても、なかなかうまくいかないものだ。

どうしてもふわふわの親子丼を家で食べたい! と思っていたところ、たどり着いたのが中村銅器製作所の「親子鍋」だ。

四代続く、老舗の銅鍋製作所


まずは、見た目のかわいらしさにやられてしまう。

そして仕事の丁寧さが伝わってくる綺麗なフォルム。銅鍋には、錫を焼き付けている。

この親子鍋を製作している中村銅器製作所は、東京の足立区で四代続く老舗の銅鍋製作所で、主に鍋やフライパンなどを作っている。「銅と言えば中村銅器」と言われるほど、銅愛好家からプロの料理人まで人気を集めているのだ。

熱伝導性や保温性に優れ、ムラのない卵に




鶏肉を出汁で煮込み、火が通ったところで溶いた卵を回しかけ、三つ葉を乗せればでき上がり。

あとは熱々のごはんに乗せるだけだ。

厚めの銅板で、表面に錫が焼き付けられたこの親子鍋は、熱伝導性や保温性に優れムラなく均一に熱が伝わる。そのため焼きムラや焦げつきが起こりにくいのが特長だ。

簡単においしくでき上がるのも納得できる。

よい道具を使えば、家でも簡単に専門店の味が愉しめるのだ。

中村銅器製作所親子鍋

サイズ:直径約16.9cm、高さ約19.5cm、板厚約1.5mm
重量:約430g
素材:銅(本体)、錫(焼き付け)、木(持ち手)
使用不可:IH/食洗機
価格:4,698円(税込)
※IHには対応しておらず直火でのみ使用可

別売りで「親子鍋用アルミ蓋」も販売している。価格は702円(税込)で食洗機は使用不可。
この専用蓋があれば上手く蒸すことができるので、より一層専門店の味に近づけるという訳だ。

ついつい安価なテフロン加工鍋に手を出してしまいがち。しかし何度も買い換えるより一生付き合える道具を代々使っていく方が結果的にお得で、いつでもプロの味がいただけるメリットがあるのでは。

ぜひ、ふわとろの親子丼作りに挑戦してみてほしい。

中村銅器製作所親子鍋 [職人.com]
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