糸井重里さんが主宰するほぼ日が開催する「生活のたのしみ展」では、3日間限定のちいさな街が、東京・六本木ヒルズに誕生する。個性的な20の店が入る「たのしみ商店街」と、大きな食堂「たのしみ食堂」が登場するというのだ。
こんな街があったら嬉しい「たのしみ商店街」
こんな街があったら嬉しい、という想いをそのまま形にした「たのしみ商店街」は、和菓子屋とコーヒー屋と洋服屋の共同カフェ、季節を先取りする桜の花屋などなど、選りすぐりの店が集まる。
「コップ屋タカハシヨシヒコ」は、世界的に著名なガラスアーティスト・高橋禎彦さんによる、実用品ラインナップが揃う。今回は、ワインに最適である大きな宙吹きのコップを中心に、様々な器が販売される。
高橋さんによるガラス工芸のなかでも「コップ」は、その口当たりのよさや、持ったときの手ざわりが格別で、「ただの水なのにおいしくなる」と評判だそう。
また、イラストレーター・大橋歩さんが描いた「食べる」にまつわる絵の原画を販売する「『食べる』の絵のお店」も気になる。大橋さんのイラストは、一度は目にしたことがある人も多いだろう。大橋さんがこうした場に原画を出すのは、かなり珍しいとのこと。
ちなみに大橋さんの有名な作品として、7年半専属で描いた雑誌『平凡パンチ』の表紙が挙げられる。世代によっては、アイビールックをした青年たちの絵を思い出すひともいるだろう。大橋さんの優しいタッチで描かれた食事を見ているとお腹が空いてくる……。
店を巡る合間に一息つきたい「たのしみ食堂」
「たのしみ食堂」では食事やお茶、デザートまで楽しめる。「SUPER LIFE MARKET」は、NHKの連続テレビ小説『ごちそうさん』などを手がけるフードスタイリスト・飯島奈美さんによるもの。飯島さんは今回「たのしみ食堂」全体を監修し、2種類の定食を提供する。メインメニューはそれぞれ、うめ酢の生姜焼きと、うめ酢のささみフライ。また、飯島さん監修の特製べんとうも。
さらに、食堂内の物販スペースでは、飯島氏プロデュースの「紀州の、うめ酢」をはじめ、様々な使い方ができるスパイスミックスなども販売される。料理好きにはたまらない食堂になるだろう。
その他、カレー本に100冊以上関わるカレーのスペシャリスト・水野仁輔さんによる「水野仁輔の日替わりカレー」や、ROOMIEでも紹介したBALMUDA The Gohanのおためし処もあるそうだ。
その他、アウトドアメーカーmont-bellの高機能な傘が集まる「mont-bellの傘の店」や、YAECA、TORAYA CAFÉ、SHOZO COFFEE、ほぼ日がタッグを組むカフェ「LDK CAFÉ」、暮らしにまつわるさまざまなモノを販売するセレクトショップ「Roundabout」「OUTBOUND」の店主・小林和人さんによる「小林和人の道具店」など、気になりすぎる出店が目白押し。
「生活のたのしみ展」は名前の通り、日々の生活の楽しみを見出せそうなユニークなイベントだ。今回は第1回であり、第ゼロ回でもあるようで……。
「第1回」……いや「第ゼロ回」かもしれませんが、
おおきな希望を持っての、最初の回。
先々、もっと大きくしたり、
もっとたのしくすることを考えてのスタートです(公式Webサイトより)
定期的な開催を期待したい気持ちになるこのイベント、詳細はウェブサイトをチェック。
生活のたのしみ展日時:2017年3月24日(金)〜26日(日)11〜20時
場所:六本木ヒルズ 大屋根プラザ、ヒルズカフェ/スペース
入場無料