自らの手で、土を耕し、種を入れ、水をやる。天候や病気などに注意を払いながら、育てていく。そうやって手塩にかけて育てた作物を収穫し、食卓に並べることができたら、それはきっと幸せなことだろう。

しかし、それは片手間にできることではなく、憧れで終わってしまっている人も多いかもしれない。

そんな人でも気軽に作物を育てることにチャレンジできるのが、2017年1月27日に登録を開始した「FARMFES」、Web上でマイ農場を持つことができるサービスだ。

「FARMFES」は、野菜や果物、養蜂、養豚など多岐にわたる全国の契約農家の中からお気に入りの農場が見つかったら申し込みをする。すると、そこに自分専用の区画を持つことができ、名前を付けることもできる。

他のユーザーや農家さんとコミュニケーションをしながら農作物などを育ててもらい、定期的に送られる写真やお天気情報から、自分の農場の状況を確認することができる。

そして、収穫の時期が終わると、マイ農場で採れた新鮮で安心な野菜や果物を自宅まで送ってもらうことができるのだ。

自分で農場を持つだけでなく、農場そのものを贈ることができるファームギフトプランもある。

今後は、農場体験や食育ツアー、農場での料理教室などのサービスも準備中だという。

また、このサービスはマイ農場のオーナー側だけではなく、農業の活性化にも役立つことを目的としている。農家と消費者がともに「収穫の歓び」を共有することで、双方が豊かな体験をしていくことができるという。

食卓で自然の恵みをいただく。このシンプルなことにどれだけの手間ひまがかかっているのかを知ることができるいい機会になりそうだ。

FARMFES
RSS情報:https://www.roomie.jp/2017/02/372057/