とはいうものの、状況に合った照明を都度用意することは難しく、街の看板、オフィスや室内の照明、スマートフォンやコンピュータの画面など、強い光にさらされる時間も少なくない。
だからこそ、日々の中で、ちょっとした「余裕」があるならば、キャンドルに火を灯す時間を作ってみてはいかがだろうか。
「キャンドルのある生活を一人でも多くの人に」。そんな思いを込めて誕生したのが「倉敷製蝋」だ。
伝統×現代性のキャンドルブランド
昭和9年の創業から、工芸の町、岡山県倉敷市でキャンドルを作り続ける老舗「ペガサスキャンドル」とマスキングテープ「mt」のデザインなどで知られるアートディレクター居山浩二さんがコラボレーションし、伝統と現代性を融合させたキャンドルブランドである。
80年あまり続くキャンドル製作の技術や知識を結集して、素材・加工・香料の吟味・検証を重ね、デザインされたというキャンドルはシンプルでありながら、上質な存在感を感じさせる。
その中でも気になるのが、厚さ3mmのキャンドル「CARD CANDLE」。
幅18mm×高さ70mmそして厚みが3mmという板状のキャンドルは今までに見たことがない薄さのキャンドルであり、真鍮製のホルダーにキャンドルを立て火を灯すと、ほとんどロウが垂れることがなく、周囲のロウを溶かしながら燃焼するのだそうだ。
食卓やリビングにそっと立てておき、いつでもキャンドルのあたたかな灯りを楽しむことができる。
他にもこんなキャンドルがあり、その時の気分によっても使い分けることができそうだ。
グラスに入ったベーシックな「GLASS CANDLE」 試験管に入った「TEST TUBE CANDLE」 粒チョコレートのような「CHOCOLATE CANDLE」こちらは、2017年2月1日~28日の期間限定受注生産で、しかも現在のところ、法人からの受注のみ受付とのこと。いつか個人で購入できるようになることを願うばかりだ。
丁寧な手仕事でつくられたキャンドル。そのやわらかな灯りと過ごす時間は、豊かでかけがえのない時間になるに違いない
倉敷製蠟