今回は、「結合部」のアイディアを紹介する。ロンドン在住のデザイナーMicaella Pedrosさんが発表した画期的なテクニックだ。
このアクセントとなっている緑色の物質は、なんとペットボトル。
溶かして使用していることは明白だが、実際どのように作業しているのだろうか。
ペットボトルを輪切りに切断して、木材にはめる。
そしてヒートガンで熱する。そうすると少しずつ収縮して、段々と木材に密着していく。
その強度は気になるが、かなりガッチリ結合しているようす。
ちなみに、木材に凹凸があった方が結合強度が増すそう。ひっかかりになるわけだ。
木材同士を結合するときにネジやクギ、金具を使わず、廃棄されたペットボトルを利用するなんて、思いつきそうでなかなか思いつかない。
Micaellaさんは「作った家具を作品として扱う」というより、このテクニックを用いて、家具作りの楽しさを味わって欲しいのだそう。
ただ、ペットボトル(PET)を燃やすと有害な物質が出てしまうのでは? と少々不安になるかもしれない。
どうやらそれは噂で、燃やしても害にもならないのだそう。(参照先PETボトルリサイクル推進協議会)
しかし熱するときに、ほんの少しだけ化学的な匂いがするので、作るときには屋外の方がいいかもしれない。
Micaellaさんは壊れた家具の補修にも使えると示唆している。ペットボトルも家具も再利用できる、地球に優しいアイディアだ。
Joining Bottles [Micaella Pedros]
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