骨付き鶏もも肉、厚切りポーク、ラムチョップ。見た目も豪華な肉料理は、パーティーやおもてなしにピッタリ。

骨付き肉や大きな肉の処理は初めてだと不安だが、今回は三越伊勢丹が運営する食のWEBメディアFOODIEから、料理研究家のタカハシユキさんに教わった、焼くだけの簡単レシピを紹介しよう。

『りんごマリネの鶏もも肉ソテーのレシピ』

ポイント:りんごの酵素が、肉をやわらかくする

分厚い肉がパサつかず、やわらかくなるための秘密は「りんご」。

「りんごに含まれる酵素(タンパク質分解酵素)には、肉のタンパク質を分解してやわらかくする性質があるんです。しかも、りんごはすりおろさず、スライスでOK」(タカハシさん)

材料(2人分)

・鶏もも肉(骨付き、2本)
・塩(小さじ1)

りんごマリネ液
・りんご(5㎜幅のいちょう切り、1/4個分)
・にんにく(半分に切ったもの、1片分)
・ローリエ(1枚、あればでOK)
・オリーブ油(大さじ2)

作り方

STEP1:鶏肉をりんごのマリネ液で1日漬ける


鶏肉は骨に沿って切り込みを2本入れ、塩をまぶして5分おく。余分な水分をふいたら、りんごマリネ液の材料と一緒に密閉袋に入れ、1日以上冷蔵庫へ入れておく。3日ほどおいても良い。

「骨つき肉は骨まわりに火が通りにくいので、切り込みを入れてください。肉はりんごでやわらかくなり、オリーブ油でしっとり感がアップします」(タカハシさん) STEP2:皮目をじっくり焼き、上下を返してさっと蒸し焼きに

鶏肉は室温に戻す。フライパンを弱火で熱したら、鶏肉のマリネ液を軽くきって、皮目を下にしてにんにく、りんごと並べて入れる。皮目を焼くときは、肉の温度が下がるため、パリッと焼き目がつくまで動かさないこと。きつね色になるまでじっくり焼いたら、上下を返し蓋をして、中火でさっと蒸し焼き。

「鶏肉は両面を同じだけ焼くと思いがちですが、皮目の面をパリパリに焼いてほぼ火を通したら、反対側はさっと焼けばOK」(タカハシさん)

器に盛りつけ、好みでドライフルーツを添えれば完成。皮はパリッ、肉はやわらか、りんごのフルーティーな風味がたまらない一品だ。

焼けたりんごと鶏肉を一緒に食べてもおいしい。もちろん、オーブンや魚焼きグリルで焼いてもOK。

この他にも、豚肉やラム肉でもそれぞれに合うハーブやスパイスを追加して、同様にマリネを作ることができる。その方法は、FOODIEのサイトで詳しく解説されているので、挑戦してみたい人はぜひご確認を。

とんかつ用の豚肉や、骨付きのラム肉でもおいしくできる。詳しいやり方はFoodieでチェック。新しい年を迎えるにあたって、おせちや食卓を彩るこんな一品を加えてみてはいかがだろうか。

鶏・豚・ラムがやわらか~に! 魔法の焼くだけ「肉マリネ」のレシピ [FOODIE]
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