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Airbnb×日本の伝統「吉野杉」。歴史ある町に生まれた、新しいコミュニティハウス

2016/12/13 12:00 投稿

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2016年8月に開催された「HOUSE VISION 2」に登場した、Airbnbと世界的建築家・長谷川豪氏の協働で生まれた宿泊施設「吉野杉の家」。展示後は奈良県吉野郡吉野町に実際に移築される計画で、12月6日についにオープンした。

Airbnbは、ローカルな体験をしたい旅行者と、現地の空間を提供するホストを世界各地でつなぐ話題の民泊Webサービス。

「吉野杉の家」は、Airbnbが社内に立ち上げた専門デザインスタジオ「Samara(サマラ」による初のプロジェクトだ。地域活性化を目的に吉野町とともに作り上げており、Airbnbがこのようなコミュニティハウスを手がけるのは初めて。


2階建ての施設は吉野川沿いにあり、まるで自然に溶け合こむように静謐に佇んでいる。



1階の広々としたリビングは、宿泊者のみならず、地域住民も集えるコミュニティスペース。ここでは、旅行客を地域住民がもてなし、交流を楽しめる。



階段を登った2階の宿泊部屋は、無駄を省いた、落ち着けるロフトのような空間だ。日本の伝統を感じる三角屋根の下で眠り、陽光きらめく吉野杉に囲まれれば、旅の疲れも癒されそう。

このプロジェクトの狙いは、伝統の喪失や人口減少など、地方が抱える問題を解決することにもある。設計者の長谷川豪氏は、コンセプト設計から最終的な建築デザインまで、一貫して地元の材木と人を取り込むことを徹底した。

Airbnbを通じて宿泊予約が行われると、ゲストが宿泊するごとに、料金の97%が吉野町のホストコミュニティの元にわたり、コミュニティ投資基金を介して地域へともたらされる仕組み。収益は地域コミュニティや文化的な遺産を守る資金として活用される予定。

式典では、Airbnbのソーシャルイノベーション事業統括責任者のキャメロン・シンクレア氏から、吉野町の北岡篤町長およびホストコミュニティチームに鍵が手渡された。

「吉野杉の家」は、2017年1月18日よりAirbnbを通して予約可能となる。

Yoshino Cedar House 吉野杉の家[Airbnb]

Photograpehd by ライフハッカー[日本版]編集部

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