ギター、ベースを演奏するみなさんに伝えたい。僕らが抱えている「いつでもどこでも、いい音で練習したい」という欲望が、ついに実現するのだ。
https://ksr-video.imgix.net/projects/2714614/video-727869-h264_high.mp4「JamStack」は、アメリカのクラウドファンディング・Kickstarterで大きな話題を呼んでいるプロダクトだ。
最大の特徴は、ハイクオリティなサウンドが、アンプやDTM(デスクトップミュージック)ソフトを使わずに手に入るという点。「エレクトリックギターにはアンプが必要」という概念を根底からひっくり返す、素晴らしい発明なのだ。
さらに専用のスマホアプリには、ディストーション、ディレイ、リバーブなどの基本エフェクトをはじめ、ループペダルなど飛び道具的なエフェクトまでプログラムされている。
これだけのエフェクトを得ようと思ったら、ペダルをたくさん集めるか、ギター→インターフェース→PC→DTMソフト→ヘッドフォン(スピーカー)と、手間のかかるシステムを構築する必要があった。いずれも非常にコストがかかる。しかし「JamStack」に必要なのは、ギター→「JamStack」→スマホ→ヘッドフォン(スピーカー)という超シンプルな回路のみ。
価格はひとつ259カナダドル(12月5日時点)なので、ギターやベースを始めたてのバンドキッズでも簡単に導入できるという点においても、とても夢のあるプロダクトだ。
取り付けは非常に簡単で、ギターorベースのお尻側にあるストラップピンにカチッとするだけ。接触面には、ボディを傷つけないようにポリマーの緩衝素材が採用されていて、楽器への愛を感じる。
たったひとつ残念なのは、フライングVなどの極端なシェイプのギターには取り付けが困難な点だろうか。制作者曰く「3秒くらいなら大丈夫」だそうだ。
「VOX Classic Rock」には、高校時代大変お世話になった
実は僕が高校生の時にも似たコンセプトのプロダクトがあった。当時は「こんなすごいものがあるのか!」と感動した記憶があるが、「JamStack」はまさにそれと同じ感動を与えてくれる。
ちなみに「JamStack」にはスピーカーも内蔵されているので、友人と家にあつまってセッションをするのにもオススメだ。高い利用料を支払ってスタジオに集まる必要はなく、家でお酒でも飲みながらゆったりと楽しめるし、最高じゃないか。
YouTubeには、プロのミュージシャンが試奏している動画もある。みなさん「どんな場所でもギターの練習ができていいね」「マジ最高のトーンだぜ!」とご満悦の様子。ディストーションとクリーンサウンドのみの試奏だが、まるで本物のアンプのような品のあるトーンだな、と個人的にも思う。
アンプのようなデザインもイイ
Kickstarterでの資金集めで、すでに目標額の2倍以上の金額を集めた「JamStack」。おかげでBluetoothぺアリング機能の開発にも成功し、高級Bluetoothスピーカーとしても使用可能になったそうだ。これで259カナダドルって、安すぎやしないか!?
早割プランはどんどんと売れているので、興味のある方はプロダクトページにいますぐGO!
JamStack – The World’s First Attachable Guitar Amplifier[kickstarter]Pro Musicians Using the JamStack Backstage[YouTube]