【空巣症候群】empty nest syndrome
臨床心理士指定大学院合格のための、心理用語解説です。
▼臨床心理学領域の重要概念▼
★【空巣症候群】empty nest syndrome
精神医学者のディキンにより1966年に提唱された概念。子どもが進学・
就職・結婚などで家を出て行くことで取り残された中年夫婦、特に妻に
一時的に生じる心身の症状をさす。
症状としては、空虚感・無力感・不安感などが増大し、神経症やうつ病
を発症することもある。発症の原因としては、親役割の喪失という事態
(対象喪失)への適応の失敗や、中年期の自我同一性の混乱などがあげ
られる。
空巣症候群は、夫婦間の不和や熟年離婚などにつながったり、中年期女
性のアルコール依存などにもつながったりする危険性がある。しかし、
一方では、カルチャーセンターに通ったり、再就職活動をしたりという
中年期の新たな自我同一性の確立や再確立に向けての積極的活動を促す
契機ともなり得るものであり、早期に危機介入を行うことでより良い発
達・成長を促すことが可能となる。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
心理系大学院受験の少人数・個別指導予備校
グラデュエイト進学塾
http://www.graduate-juken.com/
e-mail:info@graduate-juken.com
tel.03-6915-2165 fax.03-6915-2168
東京都豊島区東池袋1-31-16 東商ビル3 6F
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
新着記事
- 合格速報 107ヶ月前
- 合格速報 107ヶ月前
- 1/16(土)11:00「臨床心理士指定大学院 進学説明会」 109ヶ月前
- 12/12(土)11:00「臨床心理士指定大学院 進学説明会」 110ヶ月前
- 合格速報と受講生の声 110ヶ月前
コメント
コメントを書く