のほほーんと街行く人たちを見ていると、ついつい勘違いしがちですね。
露木行政書士事務所・露木幸彦と申します。
みんな当たり前のように誕生日をむかえ、
そして毎年、歳を重ねていくのだと。
いや、違いますよね。当たり前ではない。
周りの人を見れば見るほど、そう思うわけです。
本当は両手両足をバタバタさせて、息絶え絶えで、
何とか誕生日にたどり着く・・・
それが本当の姿ですよね。
だから、何十年分の頑張りは本当に素晴らしいと思いますし
せめて過去1年分のお祝いすることで、
次の1年間、どうにかこうにか
乗り切れるのではないでしょうか?
さて昨年、不倫限定の出会い系サイト
「アシュレイ・マディソン」が登場し、
大きな注目を集めました。
http://whisperpr.jp/?page_id=72&lang=ja
ただでさえ、出会い系というだけで問題なのに、
さらに不倫を助長するような内容だから、余計に大問題なのですが
とはいえ、やましいことを企む輩もいるだけで、
やはり、賛否両論が分かれたのは事実です。
そこで今回はあえて中立的な立場で、
「アシュレイ・マディソン」について分析し
分析結果をQ&Aでまとめてみました。
参考になさってください。
●「最初から不倫を目的にしているSNS」という点で、
新たな問題が生じる可能性はあるか
おそらく、アカウント、パスワードを知っていれば、他人でもログインできるので
例えば、夫が他サイトで使っているアカウント、パスワードを、妻が察知できれば
妻が代わりにログインすることは可能で、仮にこのサイトを利用したけれど
まだ「不倫をしていない」ケースでも、潔白を証明することは難しく
夫婦関係に亀裂が入ったり、離婚に至るケースも出てくるのでは。
一方、他のSNS(ミクシー、フェイスブック)は、妻が「夫が不倫しているのでは」と疑っても、
これらのSNSにログインしようとは思わない。
ただし、フェイスブックの場合、一番親しい友達が先頭に来るので、
それで発覚した事例は存在する。
セミナーDVD
『モンスターを退治して、一刻も早く「自由」と「お金」をゲットする6つの方法』
http://www.tuyuki-office.jp/seminar0212-dvd.html
●「明らかに不倫を助長するサービス」と判断された場合、
利用者?提供者ともに法的な問題はないのか
民法709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、
これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
判例
不貞行為=肉体関係
1.利用者
A.既婚男性
・肉体関係を持てば、妻や不倫相手の夫から慰謝料を請求される可能性も。
・肉体関係がなくても(食事やデートだけ)でも、
妻の信用を失えば、離婚を切り出される可能性も。
・肉体関係があり、不倫のせいで仕事に支障があれば、
職場から処分される可能性も。
B.既婚女性
・肉体関係を持てば、夫や不倫相手の妻から慰謝料を請求される可能性も。
・肉体関係がなくても(食事やデートだけ)でも、
夫の信用を失えば、離婚を切り出される可能性も。
・肉体関係があり、不倫のせいで仕事に支障があれば、
職場から処分される可能性も。
C.未婚男女
・肉体関係を持てば、不倫相手の配偶者から慰謝料を請求される可能性も。
・肉体関係があり、不倫のせいで仕事に支障があれば、
職場から処分される可能性も。
2.提供者
ミクシーでは過去、愛人募集のコミュニティが存在したし
独身証明書の提示を求めない婚活サイトでは、
常に既婚者が混ざっていて、不倫が発生する危険がある。
とはいえ、把握している限りでは、
「場を提供した」という理由で、不倫された側から
損害賠償請求の訴訟を起こされたり、
実際に訴えが認められたというケースは存在しない。
ただし、不倫前提であれば、民法709条に抵触する可能性はあり、
今後、裁判沙汰に発展する可能性はある。
また、あくまで責任は損害賠償なので、刑事罰が科せられることはない。
なお、出会い系規正法は「未成年」の保護を対象にしており、
この点は問題ない。
●「facebookやmixiのように、
普通のSNSを出会い系サイトとして使われるより、
特定のサイトを作った方が荒らされなくて良い」という意見もあります。
mixiの利用規約
第14条 禁止事項(8)面識のない異性との出会い等を目的として利用する行為
Facebookの利用規約 3安全
10 Facebookを使用して、非合法な行為、
誤解を招く行為、悪質な行為、差別的な行為を行わないものとします。
他のSNSの場合、運営者に見つからないよう、やり取りをする必要あり。
A.既婚男性(増加)
→性欲を満たしたい。ヤラせてくれるのなら
未婚でも既婚でも構わない。
既婚なのにモテる男性は、そもそも登録しない。
B.既婚女性(減少)
→結婚しても恋愛をしたい。ドキドキ感を味わいたい。
体だけの関係は嫌。
C.未婚男女(登録しない)
→好きになった人が「たまたま既婚だった」なら、
まだしも、興味本位でない限り
はじめから、好き好んで不倫をしようとは思わない。
結果として残るのは「いわくつき」の女性だけ。
・お金目的(援助交際、タダ飯)
・精神的に不安定(サセ子)
・愛人という立場をわきまえない(略奪愛思考)
『ゲリラ離婚』回避マニュアル
~周りの人間を心理誘導し、「昨日の敵は今日の味方」を実現する3つの方法~
http://www.tuyuki-office.jp/gerira.html
●サービスがスタートし、3日で利用者は10万人を超えた。
これは世界最速だという。日本でこのような現象がみられた理由とは?
不倫をしたくなる社会背景
・ブラック企業の増加
・震災による生存欲求の増加
・セクハラ、パワハラの増加
・アダルトチルドレンの増加
・婚活ブーム、結婚不適格者の増加
性欲の方程式 ストレス×生存欲求=性欲
拙著「みんなの不倫」89頁~
http://www.tuyuki-office.jp/chosho.html
●今後「アシュレイ・マディソン」のような
不倫専門のSNSサービスが日本に定着してしまう可能性は?
定着しない。
一般的になりすぎると、社会問題化され、
成人同士のネットの出会いも登録制になる可能性あり。
非嫡出子の差別や、300日問題を見ても分かる通り、
少なくとも国会レベルでは「婚姻している夫婦が最優先。
それ以外は認めない」という風潮が強く
あまりに普及すると、国会議員等の目に止まり、
規制されるだろう。
また特に既婚男性の場合、今までの不倫では、
「既婚であることを隠したい」と思っているケースが圧倒的に多い。
いわゆる「モテるタイプ」ではないので、
既婚だと知られると口説けないと思っているし、
仕事等が上手くいっていないから、
自分に自信がなく、堂々とした態度をとれない。
もちろん、妻への罪悪感もある。
「既婚であることを相手に伝える」という点に心理的なハードルがあり、
それを乗り越えられる腹黒い男性は、それほど多くないはず。
このように社会にストレスが蔓延すればするほど、はけ口が必要で
善悪はさておき、今後も不倫は増えていくでしょう。
フィギュアスケートの安藤美姫選手ではありませんが
既婚男性の子を身篭ると苦労が多いので、
思わぬ形で人生を変えざるを得ない状況に
追い込まれることのないよう、
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