先日行われた「スマート遊技機フォーラム」にて、具体的なスマパチ・スマスロ移行についての話があったようです。
 スマスロについては今年の秋から、スマパチは来年の春から順序導入がスタートということで、懸念されていたスマパチ・スマスロの移行で多くの店舗が潰れるんじゃないかという問題も、そこまでではなさそうという次郎の見解であります。
 
 初期費用もそこまでかかるものではなく、パチンコの玉もメダルも循環して計数されるため、ようはパチンコのシマの頭上にある大きな玉のパイプなんかがなくても運用できるってのが一番のメリット。
 
 ユーザーとしては、玉やメダルに触れることがなくなります。ちょっと寂しい気もしますけど、ゲーセンなんかでは似たような仕組みなのに、本家のパチ屋が令和のこの時代まで変更なかったってのが不思議な話でしょう。
 
 ホールにとっても、入替費用はもちろんかかるものの、スマパチが各台計数として管理されているものなので、シマ全体を各台計数対応するほどの大きなコストにはならないみたいです。
 
 つまり、新規店なんかはこれまで数十億といった費用をかけてオープンしてましたが、それが10分の1程度に抑えられる可能性もあり、スマパチやスマスロへの移行を見てからってチェーンもあるかもしれませんな。
 
 そしてパチンコファンとしては気になるスマパチでのスペック規制ですが、次郎のところに入ってる情報では、パチンコは大当たり確率350分の1までOK、もちろんそれにともなう出玉期待値もOK。確変突入時の平均出玉でいえば、1万発は余裕で超えてくることが予想されますな。
 
 出玉に関しては最大1500発というところは変わりませんが、高継続機に3000発なんかが主流になりつつある今は気にならないでしょう。
 また、スロットの2400枚規制のように出玉数を規制する「コンプリート機能」という規制が入るようですが、これは1日でこれだけ出たらストップしなさい、というものですな。なので、95000発という数字になってます。一撃の出玉規制も入るかもしれませんが、一撃4~5万発という数字が業界では話題になってるようです。ま、そんだけ出りゃ満足だし特に問題なし。
 他にも大当たり終了後にだけ突入するオマケ的な引き戻しゾーンが搭載可能になったりと、ゲーム性の幅、そして出玉のインフレ化に期待できそうです。
 
 スマスロは有利区間が撤廃され、わかりやすくはなるものの2400枚の規制は残ってしまってる部分がどうなるかというところ。
 また、パチと同じように19000枚のコンプリート機能がつきます。犬夜叉が2万枚出たという話もあったんで、意外と重要な規制になるのかも。
 
 またスマパチやスマスロで面白いのが、将来的にはキャッシュレスでの遊技が可能になることも見込まれているようです。さらには台の入替も、同じ枠の例えばミドルと甘デジなら、オンラインでロムをアップデートして完了など、わりとホール側にもメリットがあるような未来図が描かれていますな。
 
 しかしまあ、おもちゃのようなモンがごちゃごちゃついた今のパチやスロの台枠を見てると、ホントにそんな未来がやってくるのか? と疑いたくもなりますけど、まあいずれは来るんでしょうね。
 古き良きパチンコ、パチスロが……なんて次郎もちょっとノスタルジックになったりもしますが、オッサンの頭のままじゃいかんなと思うワケです。しっかり時代に付いていきましょう。
 
 縮小ムードだったパチンコ業界にこれで光明が差してくれればいいんですけども、果たしてどうなるでしょうか。
 少なくとも、キャッシュレスでパチンコを打つのは怖いと思ってしまうのは次郎だけでしょうか。
 
 
■次郎の色んな意味で注目の一台
・ダイイチ「Pうしおととら2」
 
 スペックが話題を集めてるダイイチですけど、これもすごいスペックのようです。バカボンの上を行ったからくりサーカスの、さらに上を行くスペックだとか。そうなるともう、神スペックと謳われたバカボンとはいったいなんだったのか。
 
 では、今週はこの辺で。
 また来週お会いしましょう。