京楽から出る新台は「ぱちんこ GANTZ:3 LAST BATTLE」。ぶっちゃけ次郎ガンツシリーズは好きなんですが、そのスペックを聞いて、さすがにもういいや……なんて思ってしまった。
ガンツと言えば小当たりラッシュってのはわかるんですが、闇のライダーであれだけやらかしといて、まだ小当たりをぶつけてきますか……果たしてファンは打ってくれるのかどうか、色んな意味で導入が気になります。
思えば京楽といえば、もともとはそこまで大手メーカーではなかったものの、ウルトラセブンくらいから台の完成度が抜きん出てきて、仕事人やAKB48で一世を風靡しましたっけね。
京楽の台打っときゃ間違いない。勝ちやすさにしても、面白さにしても。初めてAKB48のRTCをホールで見たときはリアルに鳥肌が立ちましたわ。
がしかし、いわゆる仏壇枠とまで揶揄される台枠に変更後は人気が一気に落ちた印象。次郎的には、これは間違いないだろうという完成度・スペックだった仕置人が思ったほど……というところから、パチンコファンの京楽アレルギーみたいなのが出てきたのかなと。
もちろん台枠の印象もさることながら、次郎としてはあまりに入賞フラッシュ頼りのゲーム性、もはや新台はどんな台でも打つ前から「保留変化灼熱」「金灼熱」「赤激アツ」「エアバイブカスタム」あたりをオンにして打つことで、通常時のゲーム性がすべて同じになってしまうこと。
そして、どの機種でも同じようなミニキャラのステップアップ、何か良く分からないゲージを溜めるゲーム性……
打つ前から「別にいいや」になり、打っても1000円2000円で「もういいや」になってしまうのが今の京楽。ギリギリ、エアバイブの気持ちよさだけで打ってる感すらあるパチンコファンもいるのでは。
これ、台枠のせいだと言う人も多い印象ですが、次郎的にはこの「何打っても同じ」、無味無臭のご飯食ってる感覚が一番の京楽離れの原因だと思うんすわ。
だってどの台もスペックは優秀。キン肉マンだって低めの天井に29回転以内に当てればラッシュ高確率という他にないスペックの色付けがあったり、乃木坂だってライトミドルにしてはあり得ない連チャン力。
勝ちを追い求めるファンが優秀なスペックを前に台枠だけが理由で打たないってことは考えづらくて、もう打ってること自体がしんどくなってるから打たないのかなと。
打ち手側としてはこんな印象の京楽なんですが、開発側の話を聞いてみると、京楽の開発体制にもいくぶんか問題はありそうです。
映像会社なんて「もう京楽さんとの仕事は勘弁してください」と言わしめるほどハードだったりするようですな。ウワサによれば京楽は京楽ピクチャーズが絡むようになってから開発体制が変わったとか。
京楽の主な台は演出フローがほとんど同じで、強演出に関しても「共闘」というキーワードで統一。そこに当てはめる映像だけ作っていけばいいというのは、台が売れない今、効率的にパチンコを作る手法ではあると思いますが、それを打って「またこれか」と呆れてるパチンコファンはメーカーさんが思ってる以上にいるんじゃないかって思うんすよね。
個人的には京楽も大好きな台がいっぱいあるメーカー。歌舞伎剣、黒ひげ、グラディエーター……なんだこの台、おもしれー! と夢中になって打った台がたくさんあります。
ただただ業務的にパチンコ台を作るわけじゃないこだわりを感じた台がたくさんあったと思いますね。
ホールもいまだに京楽だから、という理由で大量導入したりするし、ベルトコンベヤー的な流れで作った台でも十分な売り上げがあるのかもしれないけど、あの頃の京楽に返ってきてもらいたいですな。
いやはや、京楽の話をすると一晩中でも語れちゃいそうなので、今日はこの辺で。
■次郎の色んな意味で注目の一台
・京楽「Pウルトラマンティガ」
そんな京楽の新台はウルトラシリーズからティガ。オール1500発の84%ループと現行最高クラスのスペックは素晴らしいんですが、打ちたくなるかどうかが重要。今までの京楽じゃない! と思わせて欲しいですな。
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。
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