餃子の王将とか天下一閃だとか、ああいった一発台の固定ファンの方ってのは多くいらっしゃると思いますが、そういったファンに「Pうまい棒」がクリーンヒットしてるみたいですね。
 まあ導入台数が1台、あっても3台程度ってこともあってなかなか空かないことも見掛けます。
 そんな稼働を見て、中古価格も100万円前後にまで値上がり、さらには増産まで決まったみたいです。
 
 台の価格が中古市場で高騰するってのはどういうことかというと、もちろんぶっこ抜けるから高騰するわけですな。
 100万出して買っても、単純にその台だけで100万以上の利益が見込めるからホールも欲しがるわけで。
 
 まあようするに、うまい棒は激辛味でしたよ、っと。
 だいたいホールの出率を見ても90%いかない日が多くて、80%台なんてそりゃもうスーパー激辛台なわけです。スロットの設定1ですら96~97%あるわけですからね、どうやって勝つんだってな台。それがうまい棒ですわ。
 
 一発台ってのは過去に電光石火のごとく撤去された「CR今日もカツ丼」なんて逆に激甘台があったりと、ホール側が非常に警戒して使うっていうところがあります。
 ちょっとした寝かせ、クセなんかでメーカー側が想定していた数字になりづらいってのが非常に難しい部分。
 さらには、回る台となれば安定して当たってくるため、プロがつきやすいというのもホールが嫌うところでしょうな。
 
 うまい棒はそうしてホールに警戒されていたため厳しい調整をされ、さらにはもともとのゲージや役物が辛かったこともあって、稀に見る激辛台となってしまいました。
 
 ネットなんかでは、一番のキモとなる下部の「タコ役物」が話題です。
 当たり穴3つ・ハズレ穴6つ、つまり見た目では1/3で入賞する役物ですが、打った方ならこの役物の違和感に気づいた人が多いはず。
 
 玉の動きがヘンなんですよ。明らかに当たり穴を避けてハズレ穴に入っていく。
 見た目では1/3ですが、次郎は1/4~1/5くらいに感じましたね。
 
 実際のところはわかりませんけど、おそらく当たり穴だけ少し小さかったり、形が少し違ったりするんじゃないかと思うんですな。
 
 しかしね、これを「詐欺だ!」というのはお門違いってなもんで、だってダイイチの「CR犬夜叉」なんかも見た目では1/3ですが、入賞率は1/4~1/5になってますし。
 ただ、うまい棒はここを回転体という方式をとってしまったがため、1/3で入賞しないことへの不審感みたいなのが生まれてきてしまうってことなのかな。
 
 そんなこんなで、一発台大好きな次郎ですが、ちょっとうまい棒は触りづらい台になってしまって残念。皆さんにもオススメできるような台ではないってことです。
 
 次は……そうですね、よっちゃんいかやかば焼きさん太郎あたりのタイアップで、お願いします。
 
 
 
■次郎の色んな意味で注目の一台
・サミー「あの人気シリーズ」
 
 今の高継続&スピードの時代の礎となったと言っても過言ではないあの台ですが、けっこう前から開発してるという話は聞いてます。そろそろ情報が出てきてもいい頃かなと思ってるんですが……開発が止まった、なんてことはないっすよね?
 
 では、今週はこの辺で。
 また来週お会いしましょう。